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ジョイ・オブ・ワーク~組織再生のマネジメント
 
 

ジョイ・オブ・ワーク~組織再生のマネジメント [単行本]

吉田 耕作
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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ジョイ・オブ・ワーク
デミング博士は、我が国では“品質管理の開祖”として名高い。一方米国では、勢いを失った米国企業が1990年代に復活を遂げる礎となった実践的経営哲学の提唱者として、今日も高く評価されていると著者は説く。著者は博士の数少ない直弟子の1人であり、競争力が低下しつつある今日の日本企業には、デミング理論を基盤とした新たな経営理論が必要だと論じる。

かつて日本の製造業を世界のトップに押し上げるのに貢献した「QC(品質管理)サークル活動」も、今日ではほとんど機能していないと著者は見る。従業員は「やらされ感」を抱き、勤労意欲は下がるばかりだと言う。それに取って代わる実践的な施策が「CDGM(クリエーティブ・ダイナミック・グループ・メソッド」である。

キーワードは働く喜びを実現せよという「Joy of Work」。デミング博士が構築した「TQM(総合的品質管理)理論」をベースに、従業員の欠点ではなく良い点に着目せよ、成長を続けるグループを作れ、トップダウンよりもボトムアップを重視せよ、順位をつけず敗者を作るななどと提唱。QCサークルとの根本的な違いや優位性を具体的に示していく。CDGM導入によって成果を上げた企業の実例も詳しく報告されている。


(日経ビジネス 2005/04/25 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

売上げが伸びない、ヒット商品がでない、社内が沈滞している、成果主義を導入したが、失敗した……。こんな企業経営者の悩みに答えるのが、アメリカでQC(クオリティ・コントロール)の父デミング博士の右腕として活躍した統計学者である著者だ。日本ではQCのQが「品質」に限定されて理解されていたが、デミングの意図したのは、品質だけを向上させるのではなく、仕事のQ、生活のQ、経営のQを向上させる、つまり「ジョイ・オブ・ワーク」が目標であると、著者は訴える。日本に帰国後、大学で教える傍ら、中小企業から大企業まで、デミング理論やTQMを独自に発展させたクリエイティブ・ダイナミック・メソッドに基づいた経営指導で優れた実績を残した。本書ではそうした理論と実戦例を紹介する。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2005/4/7)
  • ISBN-10: 4822244458
  • ISBN-13: 978-4822244453
  • 発売日: 2005/4/7
  • 商品の寸法: 21.5 x 15.5 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:単行本
日本の国際競争力を再生させる為に、国が、企業が、個人が、今何をしなければならないのかについて書かれており、個人のやりがい・生き甲斐を高めるJoy of workの考え方に共感を覚える。
1980年~1990代のアメリカの競争力再生の背景にデミング博士の存在があり、当時の米国と現在の日本の置かれている状況が酷似していることもあって、新たな指針と元気を貰えた様な気がする。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 企業は社員の集合体に他ならないため、企業活性化は社員活性化による他はありえないのだが、さてどうやって成果主義で疲弊しきった現代企業の社員を活性化すればよいのか?
 ひとつの答えがこの本にある。
 
 米国でトップコンサルタントとして活躍し、図らずもバブル崩壊後の米日国際競争力再逆転の一翼を担ってしまった著者が、祖国日本への贖罪の意を含めて示した日本復活の指針とは、なんとデミング流TQM!!
 なるほどトヨタのカイゼンもデミング流QCの延長線上と考えれば、著者の主張は説得力がある。成果主義の見直し、日本的経営の再評価が進行しつつある今、かつてのQC、さらにTQM、6シグマを超える「デミング哲学による真TQM」が著者の主唱する内容であり、具体的な導入方法まで懇切に論述されている。

 米国流成果主義の失敗を経験した日本企業が、デミング哲学により競争力を復活することになれば、なんと快哉なことだろうか。期待してやまない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jadler
形式:単行本
本書では、日本(特にサービス業)の生産性を高めるためには、 日本の品質管理の父であるデミング博士の提唱するPDCA(PDSA)サイクルや継続的改善の真の意味を理解し、CDGM(Creative Dynamic Group Method)というQC活動より自発的で、個々の評価を重視しないJoy of workな小集団活動を、あらゆる業界や組織階層で行うことが必要であるとし、その活動の事例を紹介している。

デミング博士の哲学は、管理図や統計学の結果を単なる数値目標にするのではなく、全体像で問題を把握するために使い、問題を発生させている要因を調べてその要因を改善し、その結果を確認するために、また管理図や統計学を用いて全体像で改善効果を把握するということを、繰り返し行うことがPDCAであるという全体最適の考え方である。

こうした考え方は、ソフトウェア開発において最近注目されてきている「ふりかえり」にも通じるものがあると考える。

あまり時間がかけられない場合は、短時間でデータ収集->分析->アクション導出を実施して「ふりかえり」を繰り返すことで、改善とその効果確認を行う「ふりかえり」の手法も有効であると思う。

「ふりかえり」についてはアジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引きを参照してほしい。
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