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ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅”
 
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ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅” [単行本]

ジャン=ポール ドキス , Jean‐Paul Dekiss , Philippe de la Cotardi`ere , 私市 保彦 , 新島 進 , 石橋 正孝 , フィリップ・ド・ラ コタルディエール
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

先駆的文学の実践者であることは勿論、氾濫する新知識の航海者にして来るべき未来の幻視者でありつづけた作家と、彼が生きた爛熟の時代とを三百余点の図版と共に探る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

コタルディエール,フィリップ・ド・ラ
作家、サイエンスライター、元フランス天文学会会長

ドキス,ジャン=ポール
映像作家、元アミアン・ジュール・ヴェルヌ国際センター長

私市 保彦
1933年生。東京大学仏文科卒、同大学院比較文学科修士課程修了。武蔵大学名誉教授

新島 進
1969年生。慶應義塾大学仏文科卒、同大学院仏文科修士課程修了、レンヌ第2大学で博士号取得。慶應義塾大学准教授

石橋 正孝
1974年生。東京大学教養学科卒、同大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第8大学で博士号取得。日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 335ページ
  • 出版社: 東洋書林 (2009/03)
  • ISBN-10: 4887217471
  • ISBN-13: 978-4887217478
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 20.8 x 15.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 ジュール・ヴェルヌ没後100年の記念の年に、母国フランスで出版された作品の翻訳。
図版が豊富で、手にずっしりと重い豪華本である。

 ヴェルヌの作品の土壌となった19世紀の科学技術や産業の発展を概観することによって、
それらと有機的につながっていた彼の作品をみずみずしく浮かび上がらせてゆく。

今日の科学的な”事実”や産業技術が確立されるまでに19世紀の人々が重ねた仮説と実証、成功と失敗が語られ、
まず平明な自然科学史としてとてもおもしろい。

 そして何よりヴェルヌの作品にわくわくさせられた読者として、
当時の科学の最先端の知識を果敢に吸収し、それを咀嚼して第一級のエンターテインメントへと仕立てあげた
彼の才能にあらためて感嘆するとともに、作品の随所に滲み出る彼のペシミズムもやはり時代背景と無縁ではなかったのではないかと
ほろ苦く感じたりもした。

 ヴェルヌ作品に気球が多く登場する理由が判明したり、ヴェルヌの作品に親しんだ人なら膝を打つ場面がいくつもある。
個人的には、初読の際にそのあまりのトンデモぶりに声が出なかった『地軸変更計画』の発想が、実は人類が火星に対して行おうと目論む計画
と大差ないと看破されているのが衝撃であった。

 読後、すぐヴェルヌが読みたくなって、図書館で40年前のヴェルヌ名作全集を借りてきた。
願わくば「ヴェルヌの子供」が21世紀も増え続けんことを。
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By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:単行本
 ジュール・ヴェルヌというと、洋の東西を問わず、男の子なら、いや男の子の心を持ったいい年こいたおっさんまでも、わくわくドキドキする。子供の頃なら文句なく「十五少年漂流記」「地底探検」であり、少し大きくなったら「八十日間世界一周」かな・・・・・
 
 この本は、このジュール・ヴェルヌが生きた1828年から1905年という同時代は果たしていかなる時代で、いかなることが起こり、また起こらなかったのかを微に入り細に入り、科学的事実をふんだんに加え、これに塩と胡椒をペッパー気味に加えて、混ぜこぜにしたごった煮風の面白本である。

 この手の本はまとまった休みがとれる夏休み・お盆休み等に一気に読むのがいい。いや暑苦しい夏こそ読むべき涼味満点の本だろう。といってもスリラーではない、興奮して手に汗握る楽しさ、面白さなのだ。
 電気がどうして起こるのか、だれがどのようにして発見・発明したのか、当時の最先端の技術が今ここに明らかにされる・・・・と言ったら大袈裟だが、当時の偉いセンセ方の発明・発見が今21世紀に生きる我々の生活の基礎となっているのだ。

 ページを繰るごとに現れる精細な挿絵がいい、写真にはないリアルさでアナログな雰囲気はなかなか捨てがたい。
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