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ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)
 
 
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ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書) [新書]

上杉 隆
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (72件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり掴んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストがエリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上杉/隆
1968年福岡県生まれ。NHK報道局勤務、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取財記者を経て、2002年よりフリーランスのジャーナリストとして活動。NHK勤務に関し経歴詐称を取り沙汰されるが、東京地裁が認定した二年超の勤務実態を根拠に反撃。中傷にも屈しない打たれ強さに定評がある。徹底した取材と精緻な分析で、記事・作品を発表するたび永田町が震撼する気鋭のジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 234ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2008/07)
  • ISBN-10: 4344980883
  • ISBN-13: 978-4344980884
  • 発売日: 2008/07
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (72件のカスタマーレビュー)
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45 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なかなかの問題提起 2010/5/4
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 この本は、日本の新聞社やNHKの報道の現状について、著者の体験を中心に痛烈に批判した本である。

 主な論点は次のとおり。
(1) 日本の新聞記者は欧米の通信社的な仕事しかしていない。すなわち、事実を伝えるストレート・ニュースの取材にとどまっており、論説記事が書けない。
(2) 新聞・NHKは権力に寄り添っている。個々の記者は、批判記事を書いても評価されず、逆に政治家との関係が悪くなると出世に響くので、批判記事を書かなくなる。
(3) 記者クラブの加盟社は権力に対する批判記事を書かない。一方、記者クラブは非加盟のジャーナリズムの取材を妨害する役割を果たしている。このような閉鎖的な記者クラブ運営が、日本のジャーナリズムの権力への監視機能を阻害している。
(4) 日本のマスコミは誤報を認めようとしない。誤報の原因究明を徹底的に行い、読者に報告するニューヨーク・タイムズと好対照である。

 この本のとおりであるとするならば、日本の新聞は、権力の監視・批判というジャーナリズム本来の仕事をしていないことになる。
 私たち読者も「健全なジャーナリズム活動がなされているか」を注視しなければならないと感じました。
 ジャーナリズムの現状を考えるために、読むに値する本と思います。
このレビューは参考になりましたか?
49 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 21世紀のケインジアン トップ1000レビュアー
形式:新書
 いやぁ、ますます新聞を読むのが情けなくなる。

 話には聞いていたが、日本の新聞記者やテレビの記者は「記者クラブ」という村社会に守られて、ぬくぬくと手をつないで情報を「共有」しながら仕事をしているのだ。なんと。
 著者が告発している「メモ合わせ」という会見後のお友達仕事は、各社の記者がみんなで内容を確認しあっているというではないか。スクープで抜かれることが怖いのだ。だから、えてして政治家の汚職などは社会部の記者から出てくるものなんだそうだよ。

 自分の担当の政治家が出世すれば、すなわち自分の政治部内での地位も上がるために、その政治家に気にいてもらえるような記事しか書けなくなる。そんなことも聞いてはいたが、公僕であり、国民の税金を使って送り出している政治家を、木鐸である新聞が監視をできるわけはない。馴れ合いもはなはだしいのだぁ!

 その日本独特の制度「記者クラブ」は、国際的にも非常に評判が悪いらしい。何度もその「村社会」をオープンにするように勧告さえ受けている。村社会を守るために新聞社とテレビ局を中心とした会員以外には解放していない。だから、週刊誌やマイナー新聞、そして何より、著者のようなフリーランスのジャーナリストは記者会見場に入ることや、質問をすることを一切許されていないのだそうだ。

 「洞爺湖サミット」に訪れた世界中の何百人というジャーナリストも、会見場に入ることさえ、質問することさえ許されず、地球の裏側から来た記者達でさえ、別会場の会見中継で指をくわえて見ている事しか赦されなかったらしい。何が哀しくて、わざわざ極東の島国の、そのまた北国の山の上のホテルにわざわざ出向いて、わが国トップの晴れ姿やコメントを記者会見でもらうことなく、帰っていくのだろうか。

 まぁ、そんな「仲良しこよし」の政治部記者とそれを懐柔している政治家の本当の姿を新聞やテレビで暴き出されることは、ないのである。という哀しくも、可笑しくも、バカバカしくなる、そして、日本の報道体制を考える、ためになる一冊なのである。

 そして、宮内庁の酷さも告発している。
 最近、秋篠宮殿下のご長男・悠仁さまがどうしてマスコミに出てこないのか、不思議に思っている人も、この本にそこのところが書いてあります。
このレビューは参考になりましたか?
61 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By birdsong トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
個人的なエピソードをまじえながら、日本の新聞やテレビ局にはジャーナリズムがないことを見せつけていきます。特に、その現れとして署名記事の欠如と記者クラブの弊害を繰り返し採り上げています。記者が個人の責任として記事を書くことがなく、じゃあ新聞社が責任をとるかというとそうでもない。結局、それなりの数の新聞やキー局があっても、すべて政府の子飼となって報道機関じゃなく宣伝機関となってしまっているというわけです。

もう新聞の時代もテレビの時代も終わりだと思っていましたが、このような惨状を読むと、少なくとも日本では、新聞やテレビの<自滅>なのだと思わざるをえません。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0 日本にジャーナリズムは存在しない。
この本を読んで、やはり日本にジャーナリズムは存在しないとあらためて確信しました、やたら特権意識が強く主張に決して体を張る事は絶対ありません(笑)。瓦版なら瓦版のプ... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ソララトフ
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投稿日: 3か月前 投稿者: 明日香晋
5つ星のうち 5.0 記者クラブ制度は情報独占
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投稿日: 13か月前 投稿者: 寺岡伸章
5つ星のうち 4.0 現代マスコミ入門
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投稿日: 16か月前 投稿者: monozuki
5つ星のうち 4.0 一般人のための超辛口新聞入門
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5つ星のうち 4.0 日本発 報道規制
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5つ星のうち 3.0 日本のジャーナリズムの問題点と愚痴
護送船団方式で横並びな報道しかしないマスコミの現状を
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投稿日: 23か月前 投稿者: ブループラネット
5つ星のうち 3.0 結局、日本のジャーナリズムはどうなる?
事実を知りながら報道しない政治記者/担当する政治家が出世すれば自分も出世/国民ではなく権力側に寄り添う新聞/メモ合わせをする記者/自由な言論を許さないメディア/記... 続きを読む
投稿日: 2011/3/23 投稿者: & co.
5つ星のうち 4.0 レームダック状態の日本ジャーナリズム
もし、毎日見たり、読んだりしている、新聞やテレビのニュースが真実でなかったり、事実を歪曲していたら、我々受け手は何を信じて正しい情報とすればよいのか。... 続きを読む
投稿日: 2011/1/24 投稿者: 門司 薫
5つ星のうち 5.0 日本のジャーナリズムの問題点をえぐる良書
久しぶりにジャーナリズムの「正論」をジャーナリストから
読ませてもらった。... 続きを読む
投稿日: 2010/11/30 投稿者: 真実一路
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