ゴダールなんて今更青臭い映画マニアのようで照れ臭かったが、学生時代リバイバルで「勝手に〜」と「気狂い〜」の2本立てを観に行ったときの新鮮な感動を、高画質で堪能したくて購入。なんといっても価格が安い!こりゃただみたいなもんだ。
この3本って其々ヒロインが美女揃いだが全部実質アンナ・カリーナなワケで,今見るとまぁアンナへの個人的な思いをよくぞ臆面もなく焼き付けたものだ.
…さすがゴダールと感心しきり。
でも順に見てみたらアンナへの恋心のはじめから実質終焉迄見させられて今更ながらその心の葛藤がジンジン迫ってきて切ない,というか結構キツい。
個人的にはセバーグが今見ても息のむ程美しくて好きなんだけど。
画質はDVD時代観ていなかったので比較出来ないけど昨今は古い作品でも驚く程の高画質で蘇るからまぁそれなりな感じ。実際比べたらスゴイのだろうけど。特典もいっぱい入っているが観ててすぐ眠くなるのばかりで判断不可能。
問題なのは字幕で私の記憶と随分違うような。特に「勝手に〜」「気狂い〜」の劇場版ラストはあぁではなかった。言葉の選び方がなんか違う。
ただでさえゴダールといえば理解不能な言語が飛び交うので翻訳に関してはニュアンスの近い言語を探すのは大変かもしれないが、作品の核となる部分に味気ない直訳みたいのは勘弁してほしい。特に「勝手に〜」のラストは致命的な気がするがいかがだろう。前からソフトではこれなのか。
BOXにはひょっとしたらこないだまで単品で売っていた時のブックレット型のが3つ入ってるのかと期待したが,いつもの青いケースになっていた。たぶんそうだと思っていたがちょっと残念。
ゴダール作品は廃盤のDVDジャケットなどがお洒落で格好良かったものだが今回は箱のゴダールの写真が私の嫌いな写真なので×。チンチクリンのなんちゃってオジサン風情でいただけない。同時販売の単品DVDもジャケットださいしゴダールなんだからそこんとこはデザインに一工夫欲しかった。
とはいえ特典も豊富でこの価格は絶対お得だし買って損は絶対ない。
映画ファンを自認しながらゴダールをスルーな人は特に感性豊かな若い内に(わかる迄観ることになるのでレンタルは論外。私は久々に観てまたわかんなくなった。妙に頭で考えるからだ。)買って観るべし。
しかし....あのゴダールのブルーレイセットなのになんでレビューが私だけ?