ふだん新聞に出てきそうな現代用語は「英語に訳すとしたらどうなるんだろう?」と思うことが少なくないですが、そういう時本書の登場です。同時通訳者は仕事前に会話内容を想定し、本書のような書物で該当分野を予めチェックして出てきそうな言葉を覚えておくのだそうです。(ジャンル分けされているから予習に便利です。単語を調べるだけなら「英辞郎」でOKですが、上記のような予習用途には向きません)
前版(1998年)から9年経ったこともあり、語彙数をパワーアップしてこの第4版の登場となりました。この改訂により、インターネット関係など新語がドンドン現れる分野がかなり改善されました。社会風俗関係で「チョイ悪オヤジ」「エロかっこいい」まで載っているのには驚きました(笑)。言葉の英訳だけでなく、必要に応じてミニ解説が付いているので、英訳付き事典みたいに読めるところが良いですね。(日本発の)英字新聞を読んだり英語ニュースを見聞きしたりする時、またそのような時事内容を英語になおす際に、本書のような知識があると大変助かりますね。
ただ、科学としての大きなジャンル分けがなく(但し、エネルギー、環境、宇宙という個別分野はあり)、科学関係の語彙数もやや不満が残るところです。そういう意味で★4つとしておきます。(化学/物理関係の英文レポートを書く際には「科学・技術英語例解辞典」(岩田・米澤)が便利な辞典でして、これをザッと読み通しておくとかなり自信がつきます)