とにかくチェックリストに緻密。
全219ページの半分近い 90ページまで進んでも、まだ離陸しない。
スラストを入れて V1まで、図解込みで 10ページかかる(笑)
それがいい!
「飛行機は書類で飛ぶ」といわれるが、本書はまさにその一部を体現したおもしろさがある。
この種の本は 退役したパイロットが書くことが多く、想い出話や訓練時代のエピソードがまじるものだが、本書はそういった感傷を一切、排し、まさにチェックリスト通り、プロとして操縦系統にひとつひとつ「入力」している迫力がある。
まさに異色作である。
空に関する本を多数持っている方でも、本書が、そのいずれかにかぶることは おそらくない。
PCフライトシミュレーターの経験者にもおすすめ。ちょっとした操作の本当の意味に感激するだろう。