デイヴィーを主人公とした「ジャンパー」とは、別物語のグリフィンの物語なのですが、前作ではデイヴィーが「ジャンプ」出来ることに戸惑いを示す部分が前半を占めていました。
ところが、この作品ではのっけから両親を殺され、最初から闇の組織に命を狙われます。優しくしてくれた人たちや、愛する人の関係者たちも皆問答無用で襲われ、殺されて行きます。
従って、そうしたサスペンス的な楽しみはありますが、前作のように主人公に「人間」的なものを余り感じさせてくれません。その点でやや不満が残りました。
確かに、どんなことが起こっても、めげずに立ち向かってゆく主人公の逞しさは感じられます。でも、こうしたSFと言う現実離れした物語であるだけに、そうした共感できる部分が欲しい気がします。
是非、「ジャンパー」の続編「Reflex」では、デイヴィーの「人間」臭さを期待したいと思います。それと、ミリーの活躍も楽しみです。