スパイク・リー監督が描くラブ・ストーリー。アフリカンアメリカンの
黒人男性と、イタリア系アメリカンの白人女性が恋に落ちた。職場で出会った二人は関係を持ってしまった。ウエズリー・スナイプス演ずるフリッパーには妻子がいる。しかし、あろうことかお互いのコミュニティの中で受け入れられるはずもない黒人と白人の不倫関係。肌の色の違う人種間での恋愛はかなり難しいようだ。お互いの両親は自分の息子、娘を罵倒する。汚らわしい!と。スパイク・リーらしく人種間における複雑な意識をうまく、時にユーモアを交えて描いている。肌の色など関係
ない、お互いが認め合える存在ならば。好きだから仕方がない。しかし
、やはり周囲の目はそれを、軽蔑の眼差しでみてくる。二人には、様々な精神的重圧が加わってくる。フリッパーは自問自答する。何で俺は白人なんかを好きになってしまったのだろうか?周りの友達は言う。お前
はただのジャングルフィーバー(一瞬の高熱)にうなされているだけだと。やはり、異なる人種間の男女関係は歴史上の背景や、差別感情など
により思いのほか、大変なんだなあ、と考えさせられる。本作ではそれと共に黒人文化やイタリア移民のコミュニティなども垣間見れて面白い
のだが、特にサミュエルLジャクソン演ずる、ゲイターは出色。彼はフリッパーの兄であるが、クラック中毒者で母親や、弟にドラッグを買う
ための金をせびってくる。陽気な彼だが現実は厳しかった。サミュエル
Lジャクソンの熱演に注目。黒人社会が抱える問題にも監督は視点をおいている。色々と考えさせられる作品だが、明るく前向きに描いている
場面も多く、それほど重苦しくもないのでおすすめできます。