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29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
日本のアニメビジネスが持つ問題点をズバリ指摘,
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レビュー対象商品: ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命 (単行本(ソフトカバー))
著者は日本のアニメビジネスが持つ問題点を「本来なら世界中で大きな収益を上げる業界へと発展しているはずの時期に、アニメ業界が苦境に立たされているという状況は、実業界だけではなく、日本社会全体の問題を象徴的に示している」と指摘している。確かに世界のアニメの65%を占めているのであれば著者の言うように、もっと収益があってもいいはずである。所々に鋭い指摘が見受けられるが、明らかに違っていると思われる点が幾つかあった。 '1)手塚プロの清水義裕氏を50代後半としているが氏は1958年生まれの40代後半。 '2) トムス、東映アニメーション、サンライズの三社が投資協同組合を形成してアニマックスを立ち上げたとあるがこの三社は株主の一員である。アニマックスはソニー・ピクチャーズ傘下。 '3)「『シンプソンズ』の成功はアメリカのテレビ視聴者が、ゴールデンタイムでも、アニメを見るという証になった」とあるが、ハンナ・バーバラ製作の『フリントストーン(原始家族)』が1960年にABCのプライムタイムで初めてオンエアーされ大成功を収めている。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦後日米関係を感じながら,
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レビュー対象商品: ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命 (単行本(ソフトカバー))
単純な「アニメはCOOL!アニメばんざい!」といった本ではない。インタビューや取材を軸に、アメリカでのアニメの受容のされかた、日本の送り手側の舞台事情、日米間での流通や配給関係の契約(力関係)の 変遷などを幅広く取り上げ、ひいては戦後の日本の「立ち位置」を考えさせる。 その分、純然たるアニメ業界人やアニメマニアには「この業界の理解が足りない」「あの作品が取り上げ られていない」といった不満が生じるかもしれないが、それは筆者の意図を読めていない的はずれな 批判に思える。 「自国の文化や自分個人の趣味をヨイショされるのが気持ちよくて、海外アニメブームを取り上げた本や 記事を読む」人にはお勧めしないが、異色の大衆文化論として読む価値がある良書だと思う。
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とにかく楽しく読めました!,
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レビュー対象商品: ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命 (単行本(ソフトカバー))
おもしろく、読みやすかったので、一気に読んでしまいました。こういうテーマの本はよくあるかと思ってたけど、 アニメ業界のビジネス的・経済的な舞台裏事情をこんな風に書いた本は初めてなのでは。 本来はアメリカ人向けに筆者が書いた本の日本語翻訳版なので、 非常に新鮮な感覚で読めたし、「そうか、日本はこういう風に見られているのか。」 と自分でも自覚していなかったことに気付かされた感じです。 確かにアニメやマンガを切り口に語られているけど、 単純にその作品の紹介や、今いかに日本がクールであるかを語るのではなく、 アニメやマンガ業界の背後にある裏事情とか、日米が文化的に影響を与え合って来た経緯など、 内容はかなり広範囲に渡っていて、勉強になりました。 アメリカ人作家の作品なので、よくありがちな、日本人にとって「誤解だよ!」と思えるような 内容が書かれているんじゃないかと少し心配だったけど、 ちゃんとした事実を元に、中立的な立場で書かれていたのでよかった。 関係者とのインタビューから得たと思われる内容が主体となっている部分もあれば、 作者が自分自身の洞察や分析/仮説なども交えて語っていてる部分もあり、 そのクリエイティブな視点には何度も感心させられました。 オタク向けというよりは、一般読者にも分かりやすく、興味の持てる一冊なのでは。 文化的にもビジネス的にも、広く今の時代の国際関係に関心を持つ人にもおすすめ!
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