19世紀後半の世界を舞台にしたスパイ(?)アクション。主人公は直立二足歩行の恐竜。煙草も吸えば英語も喋り、得意な得物は拳銃。そして元英国諜報部の少女とのコンビで「明日の世界を良くする為に」歴史の陰で暗躍する勢力と対決していく。
舞台となる世界では実は恐竜は絶滅の危機を乗り越え、人間社会の影で人間同様の生活を送っているという設定。劇中の登場人物は大半が恐竜で、歴史上の著名人も実は恐竜だった者がいたりと、世界史好きには思わずニヤリとさせる部分が多い。
作画面ではコントラストを強調した白と黒の画面で作品世界の空気・雰囲気を良く表している。が、読み手の好き嫌いが分かれるところかもしれない。知る限りで一番印象が似ているのはサムライガンあたりだろうか。影の表現にこだわった作品が好きな方にはお勧めできる。
第一巻では、前半で主人公と相棒の出会いなどの導入部、後半から物語が本格的に回りだす。後半の展開が同時発売の第二巻に続いているため、読まれる方は是非2冊同時購入を勧める。