手放しで絶賛できる本です!!
スイング時代のジャズを研究・評論した本や
回想記は多いですが、これほどリアルで率直に、
当時のジャズシーンを語った本は、ぼくの知る
限りこれ一冊です。
作者は全盛期のデューク・エリントン楽団の一員。
バップへの過渡期から、楽団選抜メンバーによる
リーダー録音も残した一流のミュージシャンです。
まず30年代のジャズ界では、カット・セッションと
呼ばれるミュージシャン同士の他流試合が
重要で、その場で演奏にひけをとれば、業界内の
地位は人気に関係なく決定してしまう、という
エピソードの数々が凄い!!
ニューヨーク勢に道場破りをしかけるジェリー・ロール・モートン。
受けて立つウィリー・ザ・ライオン・スミスと
御大ジェームス・P・ジョンソン。
新星レスター・ヤングをビリー・ホリデイの目前で
一蹴するコールマン・ホーキンス。
もうゾクゾクします!!
他にも当時の黒人ジャズメンが白人ジャズメンの
誰と誰を一流と認めていたか、なんて部分も
現場にいた現役の視点で書いてあるので、
スイング期のジャズが好きな人にはたまりません!!
大推薦の一冊ですよ!!