ジム・ホール(James Stanley Hall 1930年12月4日〜)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー生まれのジャズ・ギター奏者。後世の数多くのギタリストに多大な影響を与え続けている現代ジャズ・ギターの巨匠。アルバムは1957年の録音で初リーダー作となる。共演者はピアノがカール・パーキンス、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムレスという編成でじっくりギターに集中できる仕掛けとなっている。演奏は現在と比べると若干苦しいところがあるがこれは当たり前のこと。しかしここが聴き所で、この後に偉大な躍進を遂げる片鱗を聴く楽しみがある。ジム・ホールは1955年のチコ・ハミルトン楽団で活動をかわきりに、多くの有名ミュージシャンのバックを勤めるも60年代の不遇の時代があった。そのせいか極端にリーダー作が少ないのもそのせいであるが今となってはこれもいい。多くのミュージシャンの名盤に隠れるように参加している謙虚なジム・ホールが実にすばらしく偉大に感じる。
(青木高見)