著者は30歳の青年である。アラサーの人生は、不況の中悲喜こもごもであるし、中には20年度に話題になったように、教員採用の不正の真っ只中にあった方もおられよう。
そんなご時世に、著者のような志を持った、さわやかな青年がみられるのは、日本の教育界もまだよい方向への変革の可能性がありそうだという期待が持てることである。
教育とはなんぞや?という原点に立ち返って振り返ることが出来る本であると思う。
教員と、教員を目指す若者に今一番読んで欲しい体験記。
日本という日本語が通じる教室でも、子どもたちの宇宙人化が危惧される現代、著者の「伝えたい」という強い気持ちこそが教育の原点ではないだろうか。
舞台はネパールであるが、日本の小学校でも問題の内容の違いはあれ、これに近い先生や権威者はいるよな・・・と思ってしまうのは私だけであろうか?
読後感が爽快な一冊である。