戸田版Gロボも通巻で10冊目(前シリーズ『地球の燃え尽きる日』全9巻より継続)ですが、
思えば、戸田版コミックが始まった当初の評判は、概ね辛辣なものでした。
(絵柄がクドい、九大天王の扱いが酷い、俺の好きな誰々が登場しないor出番がない、
思い出が汚された…云々。大体は、OVA 『地球の静止する日』を海より深く愛する人々の
失望に基づく意見のようでした)
そんな戸田版コミックも、かつての構想 「白昼の残月編」「カナーリの牢獄編」の両エピソードが発表され、
更に前シリーズ終盤で、今川監督による「作中にパラレルワールドが存在する」という設定が明らかになり、
読者に「OVAの世界と漫画版の世界は繋がっている?!」という淡い期待(笑)を抱かせたりし、
ついには草間大作を梁山泊頭領に頂き、BF団との全面対決が始まる…というところで前シリーズは終わりました。
(本当は連載終了の危機があった模様ですが、ここでは略)
さてバベルの籠城ですが、細かいことを言ってしまうとネタバレになってしまうので慎みますが、
何より、OVAのファンだった人にも手に取って貰いたい。
一話から、前シリーズ未登場だった鉄牛と銀玲(銀 “鈴”ではない)が登場、最初に姿を現す十傑集が
素晴らしき指パッチン様、とてんこ盛り。中条VS樊瑞の対決あり、策士・孔明の一世一代の見せ場あり、
「梁山泊に与しない」ヨミ…いやあの方の登場、と益々ヒートアップしていきます。
OVA版の環境・犠牲などを扱った人間活劇とは一線を画している今作ですが、漫画ならではの見せ場が
沢山あって見逃せない作品です。勿論、OVAで活躍したあの人も、設定しか存在してなかったあの人も
思い切り躍動してます。是非一読を。
注:中条のビッグバンパンチが何度でも打てる設定だったりとか、細かい部分は気にしないようにしましょう。