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鈴木氏は身長160cmほどと小柄な体格だが、圧倒的な存在感とある種の威圧感を備える。地声が大きく、立て板に水のごとく言葉があふれ出る。エネルギッシュで人間的魅力にあふれており、「この人についていきたい」「この人となら面白い仕事ができる」と多くの人を引きつける。
ジブリ作品の宣伝は、関連する業界の複数の企業が出資する「制作委員会」方式で行う。鈴木氏の強力なリーダーシップの下、参加する各社の担当者は、それぞれの会社の力を生かし、作品の成功に向けて邁進する。鈴木氏に認められたい、褒められたいと奔走する担当者の頑張りが、ジブリのヒットを支えている。鈴木氏も「これは」と見込んだ人物は、とことん追いかけて親密な関係を築く。日本映画を代表するメガヒット作品の舞台裏の、意外に人間くさい面がうかがえる。
(日経ビジネス 2004/12/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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気に入った言葉「公私混同だから仕事は面白いんだ」
実践できるようになってみたいものです。
近年ブランド化し、出すもの出すものがヒットという印象のあるスタジオ・ジブリだが、決して最初からそうではなかった。仕事が好きでたまらないという、この鈴木氏が各方面の人間をうまく引っ張り込み、かつその人たちをうまく使っていきながら輪が広がっていき、今日の状態まで持っていったということである。
確かに鈴木氏の名前は、なんとなく耳にはしていたが、ここまで面白い人とは思わなかった。とにかく宮崎氏や高畑氏といった仲間が大好きで、そのために仕事をやっているといった感じで、別に会社を大きくしようとか、そういったような信念を持っているわけではないということである。むしろ、やることがなくなったら、ジブリを畳んでしまう、と公言して憚らないらしい。人の動かし方も一風変わっていて興味が沸くが、多分本の中で紹介されているようなやり方は、普通の人には無理だろう。何せ国内だけではなく、ディズニー相手でも一歩も引かなかったという、非常に芯の強いお方であるようだ。
ちなみに「千と千尋の神隠し」で顔ナシをストーリーの主軸におくように宮崎氏に進言したのも、鈴木氏だそうである。
今春公開された「イノセンス」にも関わっていたそうで、攻殻機動隊2というタイトルを止めてしまったのも、この人の考えだったとか。宮崎氏以外の作品でもヒットさせるという信念で、いろいろと奔走したそうだ(監督の押井守氏とは旧知の間柄)。
いまや国民的人気のジブリも、公開当初は不人気だった、などという意外な歴史も記述されているので、興味ある方は読んでみては如何だろうか?(但し、ダイヤモンド社から出ているような一般的なビジネス書という趣ではないので、そのあたりは注意されたし)
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