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ジェヴォーダンの獣 [DVD]
 
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ジェヴォーダンの獣 [DVD]

5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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内容(「キネマ旬報社」データベースより)

フランス史における最大の謎を映画化したアクションエンタテインメント。18世紀のフランス・ジェヴォーダン地方で、女と子供100人以上が姿を消し、発見された死体には野生動物のものと思われる無惨な傷跡が残されていた。野獣か、それとも呪いか…。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By emir1969 VINE™ メンバー
もう日本盤は発売されずわが国では消えていく映画になってしまうか、と思っていたらめでたく再発売、陰気くさくとっつきにくい印象だったジャケットもスター映画らしいジャケットに変更されて再登場です、

ワイド画面を縦横に使ったアクション映画であり、歴史ミステリー・スリル・スペクタクル、そしてロマンスまでと娯楽映画の王道作品です、みどころは、地面ではねる雨粒の一つひとつまで確認できるハイスピード・カメラ撮影によるアクション(劇前半はマーク・ダカスコス大活躍)、3世紀前を強調した色彩ゆたかな画面作り、もちろん本家フランスによる当時の貴族生活描写、おまけにモニカ・ベルッチの全裸シーンあり、大規模な狩りシーンも印象深い、こんな演出を見るたびに人馬を集めるだけ集めて落馬シーンばかり見せた黒澤「影武者」の頓珍漢ぶりを思い出します、

以下、獣事件の顛末にはふれない解説を少々、

劇はフランス革命が地方にも波及してきた1789年の秋もしくは冬に主人公の一人であるジェヴォーダン地方領主である侯爵が事件が起きた1764年〜1767年を回顧する物語、 映画冒頭は侯爵の居城に革命派が迫り執事が侯爵に退去を促すシーンから始まる、長い回顧シーンで事件の経過が語られた後、いよいよその時を迎えた侯爵は自ら己一人で「貴族はギロチンだ」と叫ぶ貧しい愚者たちばかりの革命派市民の集まる城外へ進みでる、そのとき侯爵の脳裏には事件後「アフリカへ行かないか」と誘ってくれた一緒に事件解決に立ち向かった博物学者が船でアフリカへ向かう姿が浮かぶラスト・シーン、 私けっこう感動しました、

フランス革命の悪逆非道については見る人それぞれ勉強してもらうとして、いまだに日本の一部ではフランス革命礼賛が続いていますが本国フランスをはじめとして世界的にはフランス革命とはとんでもなくひどいことをした歴史の汚点の一つと認識されています、それが本作の隠し味のようになっており、事件の謎解きに触れずにヒントになる言葉をあげておけば、博物学者・啓蒙主義・ヴォルテール・無神論つまり革命賛成、たいしてキリスト教、歴史有る封建制度と貴族・領主となります、理性がすべてなのか、人智を超えたものを認めるか認めないかという大きなテーマが隠し味なんです、

サイモン・シャーマ著「フランス革命の主役たち」下巻の次の描写が本作の参考資料だったことは疑いありません、「24名の僧侶一行は監獄に着くと即決裁判でおざなりな尋問後、庭へ出るとそこには血に飢えた群衆が手に手に短剣、斧、手斧、長剣をもって、ゴダンという名の肉屋などは大工ののこぎりを持って待ち構えていた、1時間半の間に一行のうち19人がめった切りに切り殺された」、本作では暗示されているだけの場外に引き立てられた侯爵の末路がこれなのです、侯爵役の俳優は最後の最後ににじつにすばらしい表情をみせていることがわかるでしょう、

ブライアン・フェリー「オリンピア」のジャケットを見たとき、どっかで見た記憶があるなぁと思ったのですが、本作の1シーンの引用だったことに気付きました、
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
伝説の未解決事件を題材にしているということで大変興味惹かれました。
ストーリー自体は単なる獣退治に止まらず、複雑な人物相関で描かれています。
まずこの中世独特の世界観が気に入るか否かで評価は分かれそうな気がします。

登場人物が多くて把握するのが難儀です。 展開自体もいまいち付いていけない気が。
色んな要素の詰まった作品ですが、それだけとっちらかった印象も…。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picollin VINE™ メンバー
マーク・ダカスコスが好きで、彼の出演作品としてみたのですが、その役所は
彼ならではもので、彼のファンならそれだけでも満足できる作品です。
ですが、意表を衝かれたのはとっても魅力的で表情豊かな主人公・フロンサック。
王室博物学者という肩書きからして只者ではないのですが、新大陸(北米ね)を
経験していたり、その先住民を従えていたり、その先住民の彼が謎めいた武術を
心得ていてムチャクチャ強かったり。物語序盤では、その先住民の彼・マニは
フロンサックのボディーガード的立場かと思わせるのですが、マニが誰から
技を習ったのか、なぜフロンサックが彼を従えているのかなどは終盤、あくまで
説明的な状況ではなく、物語の自然な流れとして知ることができます。
そうした物語の本筋とは少し離れた部分の作りもなかなか巧みで、肝心の
「ジェヴォーダンの獣事件」に関しても、よく練られていて面白いです。
“獣”の造型などに辛評されてる方もあるようですが、この作品での事件の
扱いからすれば、それは評価の仕方が間違っていると思われます。獣の具体的
正体は明かされませんが、その生い立ちはハッキリと解明されていますし、
その正体も含めて、ストーリーとしてかなり完成されていますので、何度か
観返してみればそれらの絡みが良くわかって納得できるとおもいます。
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