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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
実に切れ味がいい,
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レビュー対象商品: ジェネラル・ルージュの凱旋 (単行本)
「チーム・バチスタの栄光」で初めてこの作家の作品を読んだのだが、個人的には、本作品の方が切れ味がいいように思う。速水と沼田のやりとりは実に興味深い。この作家が書く作品をミステリーというカテゴリーに入れられるかどうかは、読者次第ということになるが、ストーリー展開や人物描写は優れていると思う。またこの作品は、日本の救命救急医療のあり方にも疑問を投げかけている。速水も語っているように、医療の現場、特に救命救急「ER」に資本主義を持ち込むべきであろうか?医療も確かにビジネスかもしれない。しかし、重要なインフラでもある。出産、急病、事故は待ったなしでやってくる。儲かる患者のみ受け入れる。そういう病院があっていいのだろうか。お金がないと適切な医療を受けられないのだろうか。話は少しそれるが、現在放送中のドラマ「医龍2」でも同じことを伝えているような気がする。医療機関だから、金を湯水のように使っていいというわけではないが、医療機関が採算のみを重要視するようになった時、日本の医療は崩壊するであろう。
62 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
医療読み物の新シリーズ,
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レビュー対象商品: ジェネラル・ルージュの凱旋 (単行本)
今までの本と本書を読んで思ったのは、作者の書きたい主人公は生と死を含む医療そのものが主人公なのだと思った。バチスタは最新手術技術、ナイチンゲールはAIを含む死後医療検索、螺鈿は死後医療のもつ闇、ジェネラルは救急医療が、そしてそれぞれにおいて現実と理想の問題提起、これこそが主人公なのではないか。作者の力量によってミステリになり、サスペンスになり、エンターテイメントへと形を変えているがぶれることのない芯は医療をといかけるシリーズではないかとおもう。田口先生も、火食い鳥もすべては主人公でありつつ、主人公を語る語り部ではないかと感じた。そう思ったら本シリーズの姿を変える様相が腑に落ちた。枝葉末節なのだ。だからあるがまま医療と向き合ってみよう。
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
面白かった。,
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レビュー対象商品: ジェネラル・ルージュの凱旋 (単行本)
「ナイチンゲールの沈黙」では非現実的な特殊能力があり、医療ミステリと言えるのか疑問がありましたが、こちらは現実的で読む手が止まらなかった。ナイチンゲールの沈黙と同時期の展開は読んでて面白かった。所々、前作で見た(読んだ)話が出てきたし、今回は殺人事件ではなく収賄疑惑なのだが、ICUという戦場がリアルに描かれていて、特にラストは一気読みしてしまった。そんな中で今回はちょっと三角関係的な恋愛感情もあって楽しめた。今まで話題にしか出てこなかった姫宮の登場も楽しめた要因だと思う。田口・白鳥のコンビとしての活躍は今回も少なかったけど、続編が出たら読みたいと思う。
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