J・オースティン原作のテレビドラマ化(ITV製作)。
本国イギリスではポピュラーな女優、フェリシティ・ジョーンズが
ややオタク的でありながらも純真でまっすぐな性格の、キャサリンを好演しています。
原作と同じく、ホラーファンタジーやミステリー小説に
はまっている文学(オタク)少女、キャサリン。
年頃になり、“結構綺麗な娘さん”に成長した彼女は
知り合いのお誘いで、社交場バースへ赴く。
そこで出逢う、かなり個性的な人間の面々と“運命”。
ノーサンガー・アベイが彼女にもたらした数々の「人生勉強」とは?
彼女の目をとおして、人間の強さやもろさ、偏見と真実の愛が学べるはず。
大ヒットしたBBC版『高慢と偏見』のスタッフが
製作参加していることもあって、オースティン作品がもつ
ツボをうまくおさえつつも、現代的な演出方法もあいまって
とっても楽しく見れます。
オタク少女が“現実”と“オトナ社会”を知ることで
しっかりとした女性へ変わっていく様子が見もの。
フラッシュバック形式で挿入される、キャサリンの「妄想」や、
夜、たった一人で旅立たなければならない、ハラハラの姿など
今の女性にも「あるある」なシーンが共感を覚えます。
ラストはやや駆け足〜〜!?と思うほど、物足りなさはあるのですが、
全体的な展開としては見ごたえ十分。
“王子”ともいうべきヘンリー役の俳優は、一見美男子とはいえないのですが、
コリン@ダーシー卿と同じく、見ていくうちに魅力にハマる演技で
好感がもてます。お声がすごく良いですね。