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ジェイン・オースティンの読書会
 
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ジェイン・オースティンの読書会 [単行本]

カレン・ジョイ ファウラー , Karen Joy Fowler , 矢倉 尚子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

オースティンの小説を読む6人の男女が織りなす悲喜こもごもの人間模様。ユーモアと皮肉に満ちた全米ベストセラーの傑作長編。

内容(「MARC」データベースより)

女性5人と男性1人の計6人。オースティンの読書会に集まる男女が織りなす、悲喜こもごもの人間模様…。手法は新鮮、語り口はひょうきん。精緻な観察と皮肉に満ちた、全米ベストセラーの傑作長編。

登録情報

  • 単行本: 353ページ
  • 出版社: 白水社 (2006/01)
  • ISBN-10: 4560027390
  • ISBN-13: 978-4560027394
  • 発売日: 2006/01
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 22,502位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 オースティンを知らなくても楽しめた...これが読後の感想だ。ファンはそりゃもうパスティーシュ的な読みを十二分に楽しめるだろうことは予想が付く。知らない場合は、作中の6人の生い立ちや性格、作家との距離感、そして彼らが語る作家像、作品評...から“ジェイン・オースティン”を類推する楽しみがある。

 人の打ち明け話が完全に真実を語っているということは、まれ、きわめてまれである。ふつうは何かが多少とも偽装されていたり、少しばかり間違っていたりするものだ。

 これはオースティンの「エマ」から引用された作品冒頭の言葉だが、6人それぞれに偽装されたり、少しばかり間違っていたりする“オースティン”をつなぎ合わせ、読者として7番目の“オースティン”を創り上げていく作業はことのほか楽しい。思い入れたっぷりの女4人、批判的な女1人、門外漢の男1人ってバランスも絶妙で、多分この構成がオースティンの割とフラットな見取り図にもなっているのだろう。“読書”はどうしても作家と読み手の一対一の関係で捉えがちだけれど、“読書会”っていう方法論は“読書”の新たな可能性も提示している(まぁ、これは作品として良く出来ているのであって、実際の読書会は、参加者の背景が客観的に書き込まれるといった重層構造があるわけではなく空疎で平板なものになりがちだけど...)。

 作中の言葉を借りれば、この作品は“ポモ的(ポストモダン的)”な、構造としての面白さがまずあるけど、それにも増して、6人それぞれの物語や数々の挿話が巧みで、なかなか唸ってしまう(特にアレグラがコリンにパクられた?一連のエピソードは秀逸!)。

 6人の生い立ちや現在抱えている状況、あるいは読書会が催される各人の家庭環境、供されるお茶菓子といったディティールから、アメリカの田舎町の風俗、普通の人々の生活が透けて見えてくる点も面白かった。
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 十姉妹 VINE™ メンバー
形式:単行本
アメリカの平凡な町で、ジェーンオースティンをこよなく愛する女性たち(男性も一人参加)が集まって、ジェーン・オースティンの本についての読書会をします。年齢も20代から60代まで幅広く、性格も全然違う女性達が、集い話す中で、彼女達の人生の物語がひもとかれます。各回で、ホスト役が違っており、ホストとなった人物の家に集まって、お茶や軽食をつまみながら、本について語りあう様子はとても楽しい感じです。部屋の様子や出される食事で各人の個性が浮き彫りになってきます。

 とても、緻密に人物表現がしてあり、どの人物にも愛着が湧いてきます。日本でも、こんな会が広まるといいのになあ、と思いました。

 黒一点の、まつげの長いSFファンのグレッグ(40男ですが)がなかなか可愛らしくていい感じです。
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サン・ティー 2006/8/14
形式:単行本
 サン・ティー、ガラス容器に入れたまま太陽に当て、太陽熱で抽出した

紅茶。水色は美しけれど風味には欠けるという。たしかに98度のお湯で

入れる本格派の紅茶に比べれば香りや味は薄いかも知れない。でも夏は

冷蔵庫に入れたままの水出し紅茶が好きでよく飲むけれど、奥ゆかしい

というか、ほのかに香る微妙な香りも捨てがたい。これはまさしくそんな小説。

 6人の男女によるオースティンが残した6冊の読書会。それぞれの章で各人の

エピソードが披露される。読み進むうちにシルビヴィアがスペイン系であったり、

「鏡を見ないことにした」バーナデットの意外な過去が明かされ、ジョスリンと

グリッグの恋の行方、等々。紅茶の葉が太陽熱の対流でゆっくりとかき回されて

行く。

 読後知ったのだが、カレン・ジョイ・ファウラーはSFの書き手らしい。となると、

グリッグの(ちょっと皆から疎まれている)SF趣味、そしてジョスリンのSFへの

目覚めとグリッグとの関係・・。これは、もう一度読み直さなければならないでは

ないか!もちろんオースティン6作品もすべて。
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