レーザー攻撃や体当たり、照明弾の発射など手段を選ばぬエコテロリスト「シー・シェパード」の全貌が分かる、現在のところ日本国内で唯一の本です。
著者は新聞社の外報部に勤める現役ジャーナリスト。南極海にいるポール・ワトソン代表に衛星電話で直撃インタビューしたり、日本で裁判になったベスーン元船長を東京拘置所に何度も訪ねてインタビューするなど、体当たり取材で次々に事実が明かされていく過程はスリリングです。
大破した超高速船「アディ・ギル号」のスポンサーが誰なのかなど、国際的な反捕鯨団体の資金源、収益構造にまで触れられており、シー・シェパードに憤りを感じている日本人だけでなく、シンパシーを抱く人々も必読の本といえます。
シー・シェパード問題を、捕鯨問題から切り離して考えるべきだという筆者の意見は説得力があります。