ヨーロッパというバンドを聴くに当たって、我々のようなデビュー当時から応援してきた者は、どうしても「あの頃のヨーロッパ」を求めてしまうでしょう。それは当然のことだと思います。そういう自分も復活後の前作「Start From The Dark」を初めて聴いた時はショックを受けました。しかし、あの変化が意外にもすんなりと受け入れられたことも事実です。解散している間に、ある程度心の準備と言いますか、もうヨーロッパというバンドとしての音は聞けないと諦めていたせいもあるかも知れません。なおかつ個人的に前作の雰囲気もキライではなかったため、このアルバムも非常に気に入っています。前作よりも楽曲がさらに充実して、よく練り込まれていると思います。なおかつ、ジョン・ノーラムのギターがとてもいいです!あとはファンである我々がどこまでこだわりを捨てられるかの違いかと思いますが・・・。「前作でデビューしたバンドの2枚目のアルバム」ととらえて聴いてみてはいかがでしょう?決して否定的な意味でなく、「あのヨーロッパ」はもう存在しないのです。充分に合格点を与えられる内容ですよ。