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シーア派―台頭するイスラーム少数派 (中公新書)
 
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シーア派―台頭するイスラーム少数派 (中公新書) [新書]

桜井 啓子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

イスラーム教の二大宗派の一つだが、信者は全体の一割に過ぎないシーア派。しかし、イラン、イラク、レバノンなどでは多数を占め、挑発的な指導層や武装組織が力を誇示し、テロリズムの温床とさえ見られている。政教一致や民兵勢力といった特異な面が注目されるが、その実態とはいかなるものなのか。彼らの起源から、多数派のスンナ派と異なり、政治志向の強い宗教指導者が君臨するシステムを解明し、その実像を伝える。

内容(「BOOK」データベースより)

イスラーム教の二大宗派の一つだが、信者は全体の一割に過ぎないシーア派。しかし、イラン、イラク、レバノンなどでは多数を占め、挑発的な指導層や武装組織が力を誇示し、テロリズムの温床とさえ見られている。政教一致や民兵勢力といった特異な面が注目されるが、その実態とはいかなるものなのか。彼らの起源から、多数派のスンナ派と異なり、政治志向の強い宗教指導者が君臨するシステムを解明し、その実像を伝える。

登録情報

  • 新書: 262ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2006/10)
  • ISBN-10: 4121018664
  • ISBN-13: 978-4121018663
  • 発売日: 2006/10
  • 商品の寸法: 16.8 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Divane
形式:新書
十二イマーム派を中心とするシーア派を扱った概説書。

これまで、シーア派に関する比較的纏まった日本語の概説書が存在しないことは、

諸多の研究者の方から指摘されていたことなのですが。

ようやく出たな、という感じでしょうか。

ただ、

著者の桜井啓子氏は、主として現代のシーア派、

特にイランを中心とする十二イマーム派の社会・政治を御専門とされておられるためか、

本書においても近現代以降に関する記述に重点が置かれており、

「シーア派からみたささやかなイスラームの入門書」(「まえがき」)というよりは、

「近・現代におけるシーア派(十二イマーム派)社会の政治動向とその性格」

に関する本、という風に考えて読む方がよいかもしれませんね。

いずれにせよ、

巻末の主要参考文献一覧、マルジャア・アッ=タクリード一覧なども含め、

この方面に対して関心を抱く人にとっては有用な情報を多く含む本だと思います。

シーア派ならずとも、イスラームというものに興味をお持ちの方ならば、

一読されてみても損にはならないかと。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:新書
 ただでさえ日本人はイスラム圏にはなじみが薄いのに、その中でも少数派のシーア派となると、ニュースで目や耳にすることはあっても、どんなものか説明できる人はごく少数であろう。しかし今日では、イスラム教やシーア派の問題も他人事ではなくなりつつあり、正確な知識や認識が求められている。
 本書は新書という手軽な形でシーア派に関する知識を提供してくれる。本書はムハンマドの時代のイスラーム成立期と近現代を中心とした通史を示す。年表や図表、事項索引もつけられ、非常に親切ではあるが、やはりある程度の世界史的な教養や常識があることが望まれる。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
ここ数年、イスラムに関係する書物はかなり多く出版されてきている。それはそれで喜ばしいことだが、宗派としては主流派であるスンニ派、民族としてはアラブ民族が中心となって描かれいるものが多い。しかし、イスラムはスンニ派やアラブ人だけで語りきれるものではない。

そこでこの書である。シーア派を中心に扱った一般書というのは結構珍しいのではないか。
また、シーア派というとイコールイラン、という論調も強いが、イラク戦争後、注目される通り、シーア派アラブ人という存在も決して珍しい存在でもない。
シーア派を語るにもイラン一辺倒でなく、一方の雄であるアラブ人についても十分に意を尽くしてシーア派の起源、教義、習慣、歴史について述べている。勿論、何故イランでは宗教勢力を中心とした革命が起きたか、聖職者を中心とする政権を支える原理は何か、といったイランの政治・社会を知るための重要な知見も提供されている。同時にイラクのシーア派とイランのシーア派の複雑な関係の背後にある歴史的な葛藤も見えてくる。
その記述はシーア派の中の主流派である12イマーム派を中心としている。これまではイスマーイール派などシーア派の中でも異端の分派が必要以上に強調されてきたという印象もあるのでなお喜ばしい。

今後のイスラム社会の動向を占う上で、シーア派の動静は無視できないものとなってくる。この書によって偏った観点を排除した、正統的なシーア派への知見が供されたことは今後のイスラム理解に裨益するところもあるのではないかと感じた。
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