正直言って、イエスとオーケストラが組んでコンサートをすると聴いたときは、不安に思った。楽曲を大幅にアレンジしなおして、作品の雰囲気をぶちこわしにされやしないかと・・・
しかし、このDVDを聴いたところ、曲の雰囲気はそのまま維持されており、これまでキーボードで演奏されていたパートをオーケストラが演奏しているというスタイルでほっと一安心。
選曲は長くドラマチックな作品がほとんどで、最初見たときは途中で「もう満足感でおなかいっぱいです」という状態になった(笑)。また、オーケストラといえば堅物というイメージがあったが、演奏者は若い女性(大学生みたい)がほとんどで、若々しくみていても楽しかった。
今回の作品の目玉は、なんと言ってもGates of Delirium。CDではあまりにも音が入り乱れ、聴きづらかったが、ライブ映像を見ると、逆にその入り乱れがバンドメンバーの演奏バトルとなり、迫力満点!。この曲の中盤の「戦争を描いたインストパート」では、オケの分厚いサウンドも加わり、ゾクゾクする。
また、Ritualは、CDを聴いているときは曲が長すぎて、途中で集中が途切れる(睡魔に襲われる・・・)こともあるが、ライブでは逆にもっともっと長く演奏をみたいと思わせるくらい、引き込まれた。
まだまだオーケストラと競演を聞きたかった曲があるので(Awaken)、この企画は復活してほしい。