最も参考になったカスタマーレビュー
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5つ星のうち 4.0
家庭を守る優しくて強い父親像・・・家族とは一緒に観れん。, 2006/1/22
ラッセル・クロウ一番のはまり役じゃないだろうか。あの少し気弱そうな表情とごつい身体は剣闘士なんかより、この役にぴったり。 最近のハリウッド映画じゃ、とんと見かけなくなった(死語か?)大恐慌時代が背景なんだけど、働きたくても働き口がなくって日々の食事代にもこと欠き、家の中で凍死しないように冬の寒さをしのぐための木切れ集めや子供の薬代の工面に狂奔する若い夫婦の姿が活写される。 街の風景がいい。昔のブルックリンが丁寧に再現されていて、全編セピアカラーで撮られているかのような印象を残す。 レネー・ゼルウィガー演じる主人公の妻が、ふくよか過ぎる、とか、身ぎれい過ぎる、といったご意見もあろうかとは思うけど、このお話は、貧しくとも明るさを失わないきれいなお母さん、旧き佳き時代の母親の原像を描いてるわけなんで、それでいいんだす。目玉ギョロつかせてキョンキョンに痩せた女が髪振り乱して走り回るとこなんか観てどーする。 その良き母親が追い詰められて、子供の命を守るためよそに預けちゃうんだけど、「家族は一緒にいなくちゃいけないんだ!」っつって泣き悲しんだお父さんが、プライドを投げ打ち、肉体の危機も省みず頑張るわけだ。強くて優しい父親の原像。 実話にめっぽう弱いアメリカ人でなくてもグッとくるよなあ。 理想の父親、理想の母親、純で一途で愛らしい子供たち。理想の家族像です。 これ、とうてい家族で見れないなあ。各自で観て、ああ、僕も、私も、こーゆー風に振舞わなくちゃ。って、ジーンときながら反省すればいいんだよね。 父親抜きで揃って見られると「それに比べてうちにいるおっさんは…」って話になっちゃうんで、父親はこのDVDを買ってはいけない。
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5つ星のうち 5.0
ポール・ジアマッティに助演男優賞あげたい, 2005/12/19
いい意味で、これまでの名作のイイとこ取りをしたようなオーソドックスな作りに好感。ストーリーも意外性はなく、予定調和なんだけど、直球ど真ん中勝負でヒネリがないからこそ、気持ちよく感動に浸れる作品に仕上がってます。かつて前途有望だったボクサーが極貧に瀕し、家族の為仕事にありつこうとする姿、ボクシング委員会に援助を求める姿には、文字通り軽いジャブからストレートパンチを受けてしまい、最後にはノックアウトされてしまいました。お見事と言うしかないです。 ラッセル・クロウは、ストイックなボクサーになりきっていて素晴らしい。レニー・ゼルウィガーは、まあ、悪くはなかったけど、電気を止められるくらいの極貧生活をしている割には、あのふくよかな顔と貧乏じみていない格好はどうかなと言う感じでした。特筆すべきは、マネージャー役のポール・ジアマッティの好演!! 貧乏生活をしていながらも見栄を張らざるを得ないジョー。そんな彼のマンハッタンの豪華なマンションに、不意にジム夫婦が訪れる。だけど、家の中は、ガランとした空間。言い訳するでもなく、家具を売り払ったと言う彼のなんとも言えない表情。殺風景な空間に、ぽつりと置かれたテーブルがひとつというのが印象的でした。 自分の命を張ってまでも家族を守ろうと頑張る男の最後の闘いは、まさに壮絶。撮影・編集とも素晴らしい。カメラのフラッシュの光、血しぶき、汗が交錯し、そしてマウスピースが飛ぶリングでの熱い『火花』をとらえる。こうなると、観客になって見守るというよりも、リングの上に立って痛に耐えて耐えて...という体験に近いです。
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5つ星のうち 4.0
「アメリカの良心」を描いた秀作, 2006/1/24
アメリカ映画には、ボクシング映画に名作が多いけれど、 これまでの名作のいいところをとったようなヒューマンなつくりが アメリカの良心を表していてなかなかいいです。 その「アメリカの良心」を最も印象的に演じているのが、 マネージャー役のポール・ジアマッティ。 貧乏生活をしていながらも見栄を張らざるを得ない、何ともいえない情けなさ。 でも、そこに人間の崇高さと愛おしさが感じられました。 ラッセル・クロウ、レニー・ゼルウィガーは上手なんだけれど、 この作品は彼らの代表作ではないなぁ、という印象。 ラッセル・クロウと盗みをした息子のエピソードは、時代の雰囲気も出ていて良かったですね。 ラストの拳闘シーンが思ったより長くて、 かえってそれまでのエピソードの積み重ねの印象が薄くなった感じ。 役者がそろっているのだから、新聞記者の彼も含めて、もっと「ドラマ」を見たかったです。
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