ニール1999年の完全なソロ・ツァーのドキュメント。曲目はCSN&Yの「ルッキング・フォワード」、ニールの「シルヴァー・アンド・ゴールド」からの曲が多く(ルッキング・フォワード、アウト・オブ・コントロール、バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン、父の面影、ディスタント・カメラ、レッド・サン、ザ・グレイト・ディヴァイド、スローポーク、再会、シルヴァー&ゴールド(エンド・クレジットに流れる))、この2作以外からの曲はフィラデルフィア、太陽への旅路、ハーヴェスト・ムーンの3曲のみ。決して本作に収録された曲、それもソロ、全曲アコースティックの演奏の素晴しさを否定するものではないが、ニールが楽器の選択に悩むシーンやハーモニカの手入れにいそしむ場面が多く、また過去の名曲が少ない。実際に当日演奏されたメニューにはオン・ザ・ウェイ・ホーム、コルテス・ザ・キラー、アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ、パウダー・フィンガー、孤独の旅路が含まれていたのに! 特にコルテス・ザ・キラーとパウダー・フィンガーのアコースティック・ヴァージョンは是非聴きかかった。それだけ、上記2作に的を絞って本DVDの選曲を行ったということだろうが、60分という本作の短さを考えると、上記過去の名曲の幾つかを収録して欲しかったと考えるのは私だけだろうか。なお、音質・画質には特に問題はない。また、太陽への旅路をパイプ・オルガンで演奏するのは、私が知る限り本作以外にはないので、貴重と言える。