本書は霊媒のバーバネル氏の奥様であるシルビア夫人の編纂です。
前書きによると第二次世界大戦で日本が降伏する2か月前に編纂が
完了されたとありました。
なので内容もいささか軍事色が濃い感じがします。
三章、戦地で愛読された霊訓、四章、若き軍人と語る
五章、懲罰と報復ー大戦が終わって、
六章、わが子に先立たれた(戦死)二組の夫婦と語る、などです。
当時、日本は英国とは同盟国ではありませんでしたが
サークルのメンバーの中には、敵国への批判の声もあり
心苦しく読みました。
ですが真理は真理であり敗戦国にもそれ相当の意味があると
シルバーバーチは語っています。
八章、大きくなったルースとポールはかわいいながらも
二人の成長過程がうかがえ質問内容も大人でもまだまだ知識の浅い私には
とても参考になりました。
近藤千雄先生の解説による悲劇の霊媒ヘレン・ダンカンでは
スピリチュアリズムを中世の魔女狩りの様にとらえた警察に
理不尽さと憤りを感じます。
犠牲となってしまったダンカン女史が本当に気の毒です。
法廷でのスワッハー氏の発言と検事とのやりとりも興味深く読みましたが
当時の警察(国教会が関わっている)の無知無理解
そして陰謀にはやるせなさを禁じ得ません。