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シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)
 
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シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF) [新書]

アダム=トロイ カストロ , Adam‐Troy Castro , 小野田 和子
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,155 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“AIソース”と呼ばれる人工知性集合体が深宇宙に建造したシリンダー型ステーション“111”。直径千キロ、長さ十万キロにおよぶ巨大構造物で、殺人事件が発生した。この特異な世界に生息するウデワタリという生物を研究中の女性職員の一人が殺されたのだ!事態を重く見たホモ・サップ連合外交団は、敏腕捜査官アンドレア・コートを派遣したが…奇怪な世界を舞台に美貌の女探偵の活躍を描く傑作ハードSFミステリ。フィリップ・K・ディック賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

カストロ,アダム=トロイ
1960年生まれのアメリカの作家。1987年にスパイ誌でプロデビューを果たして以来、長篇19作、短篇約90作を発表するベテランで、そのジャンルはSFからファンタジイ、ホラーと多岐にわたる。2008年に発表された『シリンダー世界111』は、アメリカでペーパーバック・オリジナルで発表されたSF小説の中の最優秀作品を選ぶフィリップ・K・ディック賞を受賞した

小野田 和子
青山学院大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 591ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/03)
  • ISBN-10: 4150118000
  • ISBN-13: 978-4150118006
  • 発売日: 2011/03
  • 商品の寸法: 16 x 11 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By daidai
最近、微妙なラインアップの目立つハヤカワSFですが、これは大ヒット。
本作はミステリの体裁を保ちつつ、SFであることの必然性、つまりSFでなければ成立し得ない作品世界を見事に描ききっています。SFの名だけ借りたミステリが目立つ中、アイデアの消化率について、本作は素晴らしいとしかいいようがない。

惹句とは裏腹に、ハードSFではないです(断言)。
異世界を舞台にした、むしろ典型的なフーダニットです。
その意味で、「犯人はあいつだったのか!」的な驚きはそれほどでもないですが、細かい疑問がすべてストンストンと落ちていく様は本読みの快感そのもの。主人公もまた魅力的。

SFファンで良かったと思える秀作です。
地味に売れなさそうですが、こういう作品はちゃんと評価されないとダメです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dh4189 VINE™ メンバー
SF世界を舞台としたミステリという感じ。

フィリップ・K・ディック賞受賞とか、「『リングワールド』以上の特異な世界」といった宣伝(説明)を見ていたために、本作品に対する期待値は非常に高かった。ただ、SFと言えばそれこそ、アシモフや、H・G・ウェルズといった古典位のところで止まっていて、近年の作品はあまり詳しくないためか、それとも、本書に対する期待値が高かったためか、期待はずれ、とは言わないまでも若干の物足りなさを感じてしまった。

本書の立ち位置としては、やはり、SF的な要素を持ったごく普通の(つまり、あまりエキセントリックではないという意味で普通の)小説だろう。それこそ、ディックのような根本的な所から価値観を揺るがすようなタイプのものではない(個人的には、そういうものを期待していたが)。だから、本書で舞台となっている世界、シリンダー型の宇宙ステーション(映画などでは見栄えは良さそう)や、人口知性集合体であるAIソース(もうほとんど人間と人格的には変わらないので、意外と普通)も、あくまで物語を構成する一つの要素と考えると、割とノーマルな設定だと感じる。また、ミステリ的な面もきちんと解決しているので、読んだ後にどこか釈然としないような感覚は残らず、普通に楽しむことが出来る。

作者は、SFだけでなく、ホラーやらファンタジーなども書いているようだし、あるいはスパイダーマンなどの作品とも関わっているらしい。そのためか、本書も小説としてよりも、むしろ映像作品となった場合の方が、その舞台、あるいはガジェットの面白さが、よりわかり易くなると思う。

訳者のあとがきによると、本書はシリーズの第2作に当たるらしい。その第1作である短編があるらしいが、Wikipediaでもそれらしき記述が見当たらないし、AmazonではBook1とか出ていて、それらしきものがヒットしない。本書内では、主人公の過去に触れる記述が少なからずあるので、その辺の話を書いたものだとしたら、ちょっと読んでみたい(この後の話は既に出ている)。
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ラリー・ニーヴンの想像力や思考実験を期待すると完全に裏切られる。
シリンダー世界のスケールも全く感じられなかった。
SFである必要もないが、ミステリとしても面白くもない。
早川はこんなのよりもっと出版すべき重要な本がたくさんあるだろう。
イーガンとか。
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