実際にレバノンからシリア、ヨルダンへ旅行をした時に、「地球の歩き方」などに較べて、本書はさほど役に立ったとは云い難い内容だったことを記憶して居ります。と言っても決して劣悪な記述だというわけではありません。ただしかし、日本語以外に英語表記だけだったり(肝心のアラビア語アルファベット表記が一切明示されていません)、例えば「スール」すなわち古代フェニキアのテュロス遺跡の解説が主にヘブライ語聖典(俗称「旧約聖書」)からの引用に基づいた記述だったり、カラー写真図版が冒頭のわずか数頁だけだったり、etc. といった難点が認められるため、さほど有益だったという印象が残っては居りません。しかしながら、旅行前に読んでおくと、かなり参考になる記述も多々見受けられるので、予定のある方々、関心のある人々には是非とも一読しておかれることをオススメいたします。