とにかく主役の2人のキャラクターが魅力的!
思春期の女の子の姿がとても自然に描かれた映画です。
演技や演出が自然なので、鼻に付くところが全くありません。
特に主演のレベッカ・リリエベリは、かつてのクレア・デーンズを思わせ
この映画の中でも際立って魅力的です。
一方、自由奔放な人気者を演じるアレクサンドラ・ダールストレムは、
「日本にもこういう子、いるいる!」って感じで、
とても印象的な好演をしています。
こんな映画を作れるルーカス・ムーディソン監督って、
この年代のお子様をお持ちなのでは?と思える程、
思春期の子供たちの事を良く分かっていると思いました。
本国スウェーデンで、本作のような素朴な映画が、
儲け主義要素の強い「タイタニック」の観客動員数を上回った、
という事実は、スウェーデンの観客は、上辺の派手さには騙されない
良い観客なのだと思いました。
アメリカ迎合的な部分が未だに残っている日本の観客も、
その辺は見習ってほしいと思います。
そんな日本にも、出演者の女の子自らが脚本を書き、企画し、
映画化を実現させた「17才」(猪俣ユキと三輪明日美のヤツ)や、
原田眞人監督の「バウンス ko GALS」等、
思春期の姿が自然に描かれた優れた映画はありますが
洋画ファンに無視されがちなのは、悲しい事実ですね。
本作は、ハリウッド大作の大味さに飽き飽きした人に、
特にお勧めしたい映画です。とても心が癒されます。