この短編作品集の目玉は、何と言ってもあの初期の名作「居候」シリーズ三部作がまとめて読めることでしょう。
四人姉妹が営む銭湯「亀の湯」に賭布銀次(いかさまバクチの天才、通称・サイの目銀次)が転がり込むところから
話が始まり、銀次と次女雅子のほのぼのとした恋愛模様を描く作品です。(現在連載されている「クロスゲーム」
にも四姉妹が出てきますが、この作品の四姉妹が原型のような気がします)
「恋人宣言」もいいです。あだち充先生の短編の中では一番好きな作品ですね。確か少年漫画雑誌が初出誌だと
思いましたが、当時あまりにも気に入りすぎて、雑誌を何度も読み返したのを覚えています。
「居候よりひとこと」、「続・居候よりひとこと」、「居候はつらいよ」、「恋人宣言」、「SEASON」、
「エースふたり」、「気まぐれパンチ」の7作品が収録されています。