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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
買いです。,
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レビュー対象商品: ショートソング (集英社文庫) (文庫)
短歌を軸に国友、伊賀、舞子の三人の交錯する人間関係(男女関係?)を、国友、伊賀の視点から交互に描いた物語です。ストーリーをそれぞれの側からすこしのつなぎ目を作って展開させているので、立場の違いから同じ物事が微妙にニュアンスを違えながら描かれる絶妙の「間」が癖になります。ただ、視点の関係上、短歌以外は全体が語りと科白で構成されており、しゃべっている部分であまりに完成された日本語の連続に対する違和感も多少覚えたりもしましたが、読みやすいので一気に読んでしまえばそんなことは考えもしないでしょう。ところで、巻末に作中に用いられている短歌の原作者一覧が載っているのですが、それに見ると、複数の人の作品が作中で、たとえば伊賀の作品として再構築されていることがわかります。これって在原業平の和歌として作中では出てくるものの、実はいくつかの勅撰集からの寄せ集めなんかも多く混じっている「伊勢物語」と同じ構図ですよね。つまり、本作は枡野浩一氏による現代版の歌物語として読むことができるわけで、そう考えると、意外とかの平安においても「伊勢」がこういうふうに作られたのではないと思い至ったり、「伊勢」のように我々も本作に後人注のようになにかあとから付け加えるのも可能なのではと、そんなことも考えました。
18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
短歌って、面白い。,
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レビュー対象商品: ショートソング (集英社文庫) (文庫)
タイトルの直訳である「短歌」を通して、二人の対称的な男が出会い、心の葛藤や失恋を乗り越え、互いに影響し合っていく、青春小説。内気で優しい美少年・克夫君と、サドでプレイボーイなメガネ青年・伊賀さんという、少女マンガに出てきそうな、カッコイイ二人の男性が主人公。 この二人の心情を交互に描きながら、物語は進んでいく。 この本の魅力は、強い個性を持つ登場人物たちと、実際の歌人たちから引用された、文中の短歌。 ストーリーと人物たちの心情、そして、短歌が非常によくマッチしていて、「実際に登場人物が本の中から出てきて、短歌を詠んでるんじゃない?」と思うくらい、自然に仕上がっている。 そして、何より、心から笑える文章が面白くて好き! 若い頃に戻りたいと思っている人、挫折して、どうしていいのか分からない人には、是非、読んで欲しい。 読んだ日から、「悩むより、短歌を作ろう!!」ときっと思うはず。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
新しい短歌の世界,
By カワイイ物収集家 (秋田県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ショートソング (集英社文庫) (文庫)
短歌に興味がない方もすらすら読めちゃう小説です。私は自分で短歌を詠んだりはしませんが、 『これ、いいな…』 と思う歌もいくつか出てきて、どこか古典的な短歌のイメージが覆され、現代の短歌に少し興味を持ちました。 また、映画されたら面白そうだと思い、読みながら勝手に、 かつお→小池撤平 いがサン→オリエンタルラジオの中田氏 と、勝手にイメージして読んでました(笑) 下系なのがちょっとアレで、-1ですが… 興味のある方は是非読んでみて下さい☆
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