届いたその日にちょっとだけ読んで後はまた暇な時に・・・と思っていたら
一気に最後まで読んでました。
私はテンプターズの頃からテレビや映画での活躍とずっとファンでした。
特に十代終わりから二十代初めに出会ったドラマや映画や歌は
鮮烈な印象として私の脳に刻み込まれ今でも忘れられません。
しかしそれはブラウン管やスクリーン越しに見ている世界であって
人間・萩原健一という裏側は当然の事ながら知らない訳です。
この本はそういう内面的なものやいろんな製作現場の人間関係や裏話や
幼少時代の頃、出生の秘密やプライベートの事も詳しく書かれていて
大変興味深く引き込まれました。
また彼の仕事に対するプロフェッショナルな考え方が随所に出てきます。
あまりに熱心な為に時として周囲と摩擦を起こすのですが
個人的には早く復帰して頂きたい貴重な俳優さんだと思います。
今の芸能界にこれだけの熱意を持っている人が一体何人いるんだろうと
考えさせられる本です。
自ら描かれた表紙の絵も印象深いですね。
彼にとっては「描いた」ではなく「出た」と表現するのでしょう。
この辺の話も載っています。
読み終えた後、この本に出てくる数々の名作をもう一度見直したくなった。
テレビのワイドショーでは女性遍歴の事がクローズアップされていたがそればかりではなく
演技や演出のモチーフやヒントになった元ネタとか周囲の人の所作など
創作秘話的側面もかなりあり面白いです。
是非ご一読を!