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ショパンについての覚え書き アンドレ・ジッド 中野真帆子[編訳]
 
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ショパンについての覚え書き アンドレ・ジッド 中野真帆子[編訳] [単行本]

アンドレ ジッド
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ノーベル賞作家ジッドから見たショパン

内容(「MARC」データベースより)

胸を張って、堂々と「ヴァーグナーよりもショパンが好き」と言おう! 誰もがずっと言いたくて、誰もうまく説明できなかったその理由が、心憎いまでに巧みに語られた稀有なる書物。ショパン・ファンには、「鬼に金棒」的一冊。

登録情報

  • 単行本: 141ページ
  • 出版社: ショパン; 四六版 (2000/1/1)
  • ISBN-10: 4883642143
  • ISBN-13: 978-4883642144
  • 発売日: 2000/1/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 0.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By Manderinn トップ1000レビュアー
形式:単行本
ショパンという音楽家は全くユニークでオリジナルな存在である。それだけにショパンの音楽的天才を正しく理解してものを書いている人というのは意外と少ない。ここに音楽というものの奥深さがあり難しさもある。ジッドは作家でありながらその辺りの道を踏み誤っていない。「覚え書き」という控えめな書名になっているが、謙虚に過ぎる。確かにそれは断片的ではあるが、しかし音楽の専門家が体系的網羅的に書き連ねたショパン「論」と比べても、はるかにショパンの本質を正しく捉えている。少なくともそこにショパンに対する理解の不足や誤解は見受けられないし、思わず膝を打って同意したくなる主張があちこちにある。

ベートーベンの天才を理解するには音楽以外のものが必要だ。だが、ショパンは純粋な音楽であり、音楽の言葉でしか理解しえない。そこを外していくら音楽的な知識や理論を駆使したところで、そもそも音楽以外のバイアスがかかった頭ではショパンの本質には一向に近づけない。ショパンを理解するのに他の音楽家と比較することの無意味さもそこにある。ジッドはそこに気づいていた。だからシューマンをこき下ろすことでショパンを賞賛するなどという「不当」な脚注を自ら削除しようとした(もっとも、そこに書かれているシューマン評は一字一句間違ってはいないが)。

ジッドはショパンにまつわる余計な狭雑物からショパンを解き放つ。一知半解な通俗的ショパン評やアカデミックな教条的ショパン論に不満しか残らない人にとって、砂漠でオアシスに出会ったような感動を与えてくれる、かけがえの無い一冊になること間違いない。また、ジッドが深い芸術的センスと真の教養とを持ち合わせた人であることも感得できる。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
フランス文学者として名高いジッドの作品はすべて読み通したが、この作品は初めて。
ジッドがここまでショパンやピアノに造詣が深いとは知らず、格調高い文章と思索にしだいに引き込まれ、ショパンという作曲家の存在が読者の中でクローズアップされる。ボードレールとの対比も面白く、ショパンの前奏曲を聴きながら、『悪の華』を読んでいると、作品と作品が相互に影響しあっているという、ジッドの主張するショパンとボードレールの作風の共通項が感じられてくるから不思議。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
フランスを代表するノーベル賞受賞作家、アンドレ・ジッドによるショパン論です。
ショパン愛好家でピアノも相当の腕前であったとはいえ、異分野であるショパンの世界を、その解釈や奏法に至るまで、譜例を交えながら具体的に語るジッドの視点は大変興味深く、 “作品が相互に影響しあっている”ショパンの曲集とボードレールの詩集との類似性への見解は文学者ならではのものでしょう。ショパンやピアノに詳しくない方には難解な文章も、すっきりとした美しい日本語の名訳でさらりと読めます。
ショパン・コンクールに向けて、ショパンを“達者”に弾く若いピアニストたち、ピアノ指導者には貴重な手引きとなる、お薦めの書です!
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