まず、演奏がしっかりしてて、ちゃんと歌ってる。
リバのファーストで聴かせてくれた、あのピートのボーカルが戻って来てると思う。
プロデューサー交代の影響もあり、クリアではっきりした音となっていて聴きやすい。
特にギターの音がすごく良いと思いました。
完璧で完成された美しさではなく、少し荒っぽさを残しながらも繊細できらきらした音が素敵です。
前作にあったぎりぎりの焦燥感や甘ったれた感傷が薄まって(それはそれですばらしい魅力となっていたのだが)、
繊細で美しい、ピートの詩人らしさが全面に出てる。
でもきっちりピートらしいマイナーコード・パンク・ナンバーも健在で、全体としてとても完成度の高いアルバムです。
それからやっぱりこの人は詩人だと思う。歌詞がすごく良い。
You talkの「俺は自分が賢いなんて言った覚えはない、ただ間抜けでいるのが好きなだけ」とか、
ピートらしくて個人的にとても気に入ってます。
噂では禁酒令を出したり、ドラッグのぶり返しが来てもまた自主的にリハビリに戻ったりと、
今度こそ本気でクリーンになろうとしているようで、そのままがんばって欲しいと心から思う。
クリーンになれるまで相当な努力が必要だろうが、このような作品を聴いた後ではどうしても努力してもらいたい。
ドラッグなんかに潰されて良い才能じゃない。