シューカツを題材にした青春小説。
自分が就職活動したのは、かなり昔のことで、今の状況とは全く違いますが、社会に踏み出す時の根拠のない不安や、他人と比較して、羨んだり、悲しんだりというような気持ちの動きは、今昔変わらないですね。
人物設定は平凡で、そもそも個人戦的要素が大きいシューカツでプロジェクトチームを立ち上げるというところから現実味がないのですが、最近のシューカツについては詳しくないので、リアリティがあるのかどうかはわかりません。
ただ、その中に、引きこもりの問題などを取り入れているところが、石田さんらしい。
個人的には、最後をさらりと終わらせてしまっているところが残念です。
ここまで書いたのならば、どのように悩んで、どのような決断をしたのか、というところまで書き切ってもらいたかった。
そう考えるのは、贅沢でしょうか?