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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
新要素の投下、そして戦いは新たなる局面へ,
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レビュー対象商品: シュヴァリエ(5) (マガジンZコミックス) (コミック)
18世紀のフランスを舞台に、実在した人物、デオン・ド・ボーモンをモチーフとして綴られるゴシックバトルアクションコミック。原作者・冲方丁氏の「言葉」へのこだわりが非常に前面に出された作品で、アナグラム(綴り変え)や韻律、回文等をもって言葉に力を宿し、それを用いて戦うという設定が非常に斬新ですね。
こう書くと色々七面倒くさい作品のようにも思えますが、根本的には前巻(4巻)の後書きにて原作者が記された「ヴェルサイユで仮面ライダー」という表現がピッタリ来る作品です。味付けとして言葉遊びが重要視されているものの、バトルアクションモノの王道をはずしている訳ではありませんので、そっち系がお好きな方なら普通に楽しめる作品だと思います。 今巻からは、戦いを繰り広げる詩人達の力の源となっている「詩情」に、新しい要素が付け加えられています。同じ原作者の『ピルグリムイェーガー』でも使用された要素なだけに新鮮さには欠けるものの、この作品の雰囲気にはマッチしており、今度登場する詩人達にどのようなカードが割り当てられるのか?楽しみが増えた事は間違いありません。 また主役たるデオンに重大な転機が訪れる点にも注目。更に高位の敵を前にして、彼の決意が泣かせてくれますね。 今巻は概ねデオン&ダランベール対マスペロの戦いに費やされていますが、巻末では前巻生き残った双子の片割れとある人物との接触が描かれます。ある人物の思惑はまだまだ量りかねますが、どんな展開になるのか?非常に次巻が楽しみな引きとなっていますね。 なお、今巻からカバーの仕上げがグロスのかかった形に変更されています。前巻までのフラットな仕上げとはかなり違った印象になっていますので少々評価を分けそうですね。 また、カバーをはずした本体の表紙も趣を変えています。今後この路線で行くのかは分かりかねますが、本編とのギャップの激しさをどう評価するかは読み手次第でしょうね。
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