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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
前巻登場の新キャラ達が、それぞれに魅力を発揮しています,
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レビュー対象商品: シュヴァリエ(4) (マガジンZコミックス) (コミック)
18世紀フランスを舞台にしたゴシックバトルホラー作品第4巻。自らの死の理由を求める女騎士・スフィンクスと、その弟にして王の機密局員たるデオン・ド・ボーモンが、詩人と呼ばれる異形の者達と繰り広げるかなり特異なバトルを中心に、当時のフランスの世情や、実在した人物達の虚虚実実な逸話なども設定に盛り込みつつ描かれた作品。原作者・冲方 丁氏の言語センスがいい意味で暴走している点が魅力でもあり、少々とっつき悪くしている点でもありますね。言葉に大きな力が宿っている事を前提に、アナグラム、回文、韻律といった言葉の並びや組換えによって敵を攻撃するというバトルスタイルを、斬新と取るか不可解と取るかで評価が分かれる作品ですね。ただしストーリーそのものは比較的分かり易い部類だと思いますので、極端にマニアックな作品でもありません。バトルもの好きな方なら受け入れ易いと思いますよ。 前巻にて登場したマダム・ド・ポンパドール、ダグラス・マッケンジー卿、サン・ジェルマン伯爵といった非常にアクの強い面々が、いよいよ本格的にリア・デオンの物語に参戦してきます。今巻は彼等と『双つにして一つたる詩人』のバトルが中心に描かれますが、非常にトリッキーな戦いをどう魅力的に描き出すかを腐心されており、新キャラ達の魅力も相まって、見応えのあるバトルシーンが創出されています。 相変わらず作画担当者・夢路キリコ氏の構図やポージングに関する技量やセンス、構成力等は素晴らしいですね。大ゴマの書き込み具合は勿論、やや粗さも感じられたモブシーンや通常のシーンでの線等も随分こなれてきているように感じられました。巻を重ねる毎に更に上達されているようで、今後どんな絵を魅せてくれるのか、非常に楽しみですね。 展開の面でも、今巻ラストでは敵方にも組織立った動きが見て取れます。更にレベルの上がった敵を迎え、熾烈さを増すバトルに期待を持たせる引きですね。
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