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たとえば本書でいえば「過剰愛情失調症」の自律神経失調症を患う彼女に「気のせいみたいな病気なんだろう」と病気のことをよく知りもせずに暴言を吐く要士。その無知ゆえの残酷さを彼は後になってやっと悟る。
要士の彼女の病気の原因が過度のストレスからくるものだったように、私の場合も仕事を解雇され最初の1ヶ月は落ち込んだり泣いたりの日々だったが、2ヶ月と少し過ぎた現在、むしろ体調は完治一歩手前というほど、すごくいい。思えば、5年以上悩まされている頭痛(いまは薬を服む回数も格段に減った)も、ライター参加していた雑誌がそれまでの不定期発行から季刊誌へと以降する際に請け負った、その時の自分のキャパシティを超えた量と内容の仕事が発端だったと思う。
病まない女もいつか病む日が来るのかもしれない。恋愛小説とは別の側面から、本書を堪能させてもらった。
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