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シュガータイム (中公文庫)
 
 

シュガータイム (中公文庫) [文庫]

小川 洋子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

三週間ほど前から、わたしは奇妙な日記をつけ始めた―。春の訪れとともにはじまり、秋の淡い陽射しのなかで終わった、わたしたちのシュガータイム。青春最後の日々を流れる透明な時間を描く、芥川賞作家の初めての長篇小説。

登録情報

  • 文庫: 215ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1994/04)
  • ISBN-10: 4122020867
  • ISBN-13: 978-4122020863
  • 発売日: 1994/04
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
凍りついた香という話もそうなのですが、主人公の女性が淡々とした中で見せる悲しみや辛さというのがあまりに現実的で、共感できます。
別の作家さんの小説にも似たようなエピソードがありましたが(どちらが先とかそういうことはどうでもいいのですが)、料理を思いつく限り作り、難病の弟を招いて二人で食べ尽くすというところがやっぱり好きです。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 食べものに固執するかおる。きっかけはわからない。そんな気持ちわかりますか?ガラスのように透明で繊細な心が鮮明に映し出されていて読んでいてとても切なくなりました。けれどこんな気持ちに共感してしまう人がいるのではないでしょうか。ものの見方、感じ方をここまできれいに、しかも身近に表現してしまう小川さん。そんな小川さんの魅力がつまった作品といっても過言ではありません。特に女性の方におすすめします!!
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
これは著者初の長編小説で、91年に単行本が上梓された作品。著者が題材に選んだのは、大学4年という、青春の一区切りとなる、もう戻ってこない時間。女子大生の失恋物語と言ってしまえばそうだが、感傷をこめつつも、描かれる個人は主体的で、過度に対人関係に依存しない。

弟、病気、病院、神道系教会等の著者ならではのモチーフが登場する一方、生活感があって、イメージが豊か。次々出てくる食物・料理、サンシャイン・マーケットの照明、青白く輝く月、野球場に舞う紙吹雪、日記を細かく裁断した紙片、光に満ちたガラス美術館、オーロラ、そして春から盛夏を経て木枯らしが吹くまでの季節の移ろい。

その一方、流れてゆく時間は透明で静謐。過ぎ去った青春の時間がたまらなくいとおしく思える作品だ。
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