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26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ホームズの冒険を辿る,
By takuya_o0917 (京都府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) (文庫)
シャーロック・ホームズ短編集の中でも、著名な作品が多数収録されている一冊です。「まだらの紐」や「ボヘミアの醜聞」といった作品は、映画でも知られている名作で、何度読んでも楽しめます。個人的に好きな(笑)アイリーン・アドラーの登場があるのも魅力的でしょうか。短編集ですから、短編ならではの簡潔さと明快さを持ち合わせていますが、同時にホームズの英知とでも言うべき思考も短時間に楽しめます。自分でプロットを追いながら推理を楽しむのも良いでしょうし、彼の類稀な発想から何か1つずつ学んでいくのも良いでしょう。ホームズとワトスンのやり取りの中に、彼らの性格の長所短所がふんだんに織り込まれているのも楽しみの一つです。新潮社のシャーロック・ホームズシリーズは日本語訳が酷いという意見も時々耳にしますが、個人的にはそうは思えませんでした。寧ろ、原文の隠喩的な雰囲気も十分に伝わって来ますし、少々古臭い表現や回りくどい言い回しも、個人的には叙情的に感じています。ホームズシリーズを読む際には、緋色の研究を口切とするのが一般的ですが、短編でホームズの魅力を追及出来るこの一冊から読み始めるのも悪くはないかと思います。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大英帝国のホームズ,
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レビュー対象商品: シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) (文庫)
ロンドンのベーカー街は現在もそこにある。地下鉄のサークル・ラインに乗れば、ベイカーストリート駅もある。 しかし、ホームズの住んでいた大英帝国の香りがするロンドンは、今はない。 あっても、おもかげくらいしか残っていない。 たとえばこうだ。 ワトソン博士はアフガニスタンで負傷した軍医さん。 そういえばチャーチル首相もアフガニスタンにいったことがあった。 なんとか連隊からかんとか連隊に配属替えになってといった話はぴんとこないが、 英国人はフフンとかヘヘンとか感じるものがあるのだろう。 本巻にも帝国の諸地方が登場する。 依頼人のおじさんの財産が、ニュージーランド公債だというのは、 当時のジェントルマンの投資形態を自然に描写したものだろう。 「ボスコム渓谷の惨劇」で殺されるマッカーシーさんは オーストラリアのメルボルン近郊の金山近くで襲われた 馬車の御者で、名前からしてアイルランド系移民なのだろう。 金鉱の地名が事件を解くカギになっている。 こうした地名がみな「自国」の領地なのだから、 英国人が読んでいてさぞ気分が良かったろう。 インドもアフガンもカリブ海も・・。 オーストラリアなんかまだひとつにまとまらず 個々の植民地だったから、原文はコロニーズと複数形だったりする。 (訳文でも州とか植民地とか苦労が見える) 推理の面白さに加えて、こうした時代背景や地理にも 興味が持てる。
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
シャーロック・ホームズ入門書,
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レビュー対象商品: シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫) (文庫)
友人から借りたこの「シャーロック・ホームズの冒険」は原作発行順でいえば「緋色の研究」、「四つの署名」に続く3番目の作品だが、10編からなる短編集なので、シリーズの入門に適した本であると言える。 このシリーズは私立探偵ホームズと友人ワトスン博士が数々の難事件というか珍事件を解決していく物語・・・というのは誰でも知っていることだろう。 私は本は一気に読む性質なのだが、本書は読み終えるのに少し時間がかかった。なぜかというと、ホームズが事件を解決し始める直前で読むのをやめ、自分があたかもホームズになった気分で事件を推理するのが大変面白かったからだ。活字を読みながら考えていてもそのうちホームズが解決してしまうので、本を完全に閉じて、1日でも2日でも納得のいくまでじっくりと考えるのが良いと思う。 もしかしたら私はシャーロッキアン(シリーズの熱狂的ファン)になるかもしれない。とりあえず次は「緋色の研究」を読むつもりだ。
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