日本人によるホームズ・パロディ/パスティーシュのアンソロジー(全二巻)。上巻は『シャーロック・ホームズに愛をこめて』。
下巻である本書には、赤川次郎「絶筆」、柴田練三郎「名探偵誕生」、鮎川哲也「蹉跌」、清水義範「シャーロック・ホームズの口寄せ」、松尾由美「亀腹同盟」、北杜夫「禿頭組合」、渡辺温「兵隊の死」、都筑道夫「ホームズもどき」、小栗虫太郎「赤馬旅館」、妹尾アキ夫「リラの香のする手紙」の10編が収められている。
ホームズ・パロディはしばしばアンソロジー化されているが、ほかでは取られていないものが選ばれたようだ。
清水義範「シャーロック・ホームズの口寄せ」は、きっちり笑わせてくれる。
妹尾アキ夫「リラの香のする手紙」は、『ストランド』誌をテーマとしたおもしろい作品。