思いの外値下がりしていたので、これまで使っていた初期のアクオス(LC-37EX5)を買い換える事にした。LEDだけあって暗いシーンでのバックライトの左右周辺部からの光洩れは皆無である。一方、画面加工は平滑度が高く室内の物やユーザ自身がかなりはっきりと映りこむ。鏡面という程ではないが、顔の細部が分からないながら顔そのものの輪郭ははっきり見えるような映り込みであるので、暗いシーンではかなり目立つ。旧アクオスはもう少し「スリガラス」度が高かったが、例えばMacのディスプレイなどはもっとくっきり映るのでどのあたりが最適なのかはユーザにもよると思う。
クアトロンという事で色合いの自然度は流石である。ギラつき感も派手さもなく一見おとなしいが忠実度の高い色作りと言えそうだ。ブルーレイで映画なぞ鑑賞するにお薦め度が高い。解像度が同じでもサイズが一回り大きくなると、気がつかなかった部分にも目が行くようだ。
一方でデザイン優先なのか音はそれなりなので、イヤホン端子から外部にスピーカを繋ぐとベターである。本体は薄いが脚部はかなり手前に長いので安定性は良い。ただ、30kgという重さなので置き場所に注意。それと左右に首を振る事は出来るが上下には動かない。
以前使っていた機種と比べると、HDMI信号の認識が多少遅いと思う。また、入力切り替えなどの「機能」を使うとビデオ画面がズームアウトして少し小さくなり、余白にメニューが現れるような仕掛けになっている。つまり画面に文字がオーバーラップする形式ではない。アナログビデオ信号入力はコンポジットのみで、S端子はない。D端子はある。
値段がここまでこなれてくるとそれだけでもお薦め度は高いが、可能なら店頭で映り込みの具合などを確認してから決める方が良いかもしれない。