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シャム双子の謎 (創元推理文庫 104-11)
 
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シャム双子の謎 (創元推理文庫 104-11) [文庫]

エラリー・クイーン , 井上 勇
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

古いインディアン部落を背景に、異様な境遇をもったふたりの人物を登場させて、怪奇な殺人物語が展開される。エラリーの長い犯罪捜査の経験の中で、官憲の手をかりず、独力快刀乱麻を断った最初の事件。刑事も、指紋係も、検屍官も登場しない。エラリーの“国名連作”の中で珍重すべき一編である。意外なあと味の良さも定評のある作品。


登録情報

  • 文庫: 378ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1960/3/11)
  • ISBN-10: 4488104118
  • ISBN-13: 978-4488104115
  • 発売日: 1960/3/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By 存尾
 謎の提出と解明についてだけだと評判の悪い本作だが、ダイイング・メッセージについては、SIXだけでも短編を書けるのではないだろうか。さらにそれをを地道な推理の積み重ねで次々ひっくり返していくのだから、やはりすばらしいと思う。ただ、最終的に真犯人を示す手がかりは弱く、せいぜいその可能性が最も高い、という程度にしか思えない。その意味では「読者への挑戦」を入れていないのも納得できる。それでも後になって考えてみればなるほど、そういうわけで…というところはあって、それはエラリー自身が説明してくれるのだが。
小説としてのおもしろさということで言えば、他の人も書いているとおり国名シリーズ中でもベストの1つだろう。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
 エラリー・クイーン"国名シリーズ"の中では私が一番好きな作品である。
 作中、最もミステリアスな場面として記憶しているのは、双子が夜中、クイーンの前に始めて姿を見せる場面である。
「カニのような生き物が、横切るのが見えた・・・・」ということは、一体どういうことなのか。

 悲しいかな、まさしくあのシャム双生児がクイーンの視界を横切ったということなのだが・・・・・

 時を経て何度か読むに値する名作の一つには違いない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書はクイーン父子が山火事に巻き込まれた中で起きた殺人を、火の手が迫り救出が絶望的な状況の中、犯人を追い込むという極限状況のスリルとサスペンスが存分に堪能でき、クイーン作品にしては珍しく読み物として面白い作品である。

しかし本書について、横溝正史は『探偵小説50年』(講談社)の中で次のように記している。
「これは題に国の名を入れたエラリー・クイーンの諸作のなかでは、いちばんつまらないものだが、それにしてもあまりにもつまらないのに驚いた。」
確かにこの作品は、いわゆる本格推理作品としての評価項目(トリックの独自性、謎解きの論理、驚愕度、等々)において、一定水準をクリアしておらず、横溝の記載は半面においては正しい。

しかし「推理作品」としては水準以下であっても、小説として、つまり読み物としては面白いという作品は数多く、私はそういった作品については、読み物としての面白さ、魅力を評価することにしている。
例えば『Xの悲劇』ハヤカワミステリ文庫版の新保博久の解説の中で横溝正史の『八つ墓村』がB級作品と評されており、本格推理としては実際そのとおりだと思うが、それでも私はストーリーの面白さを評価して「☆5つ」としている。本書の「☆4つ」は、そういうストーリーの面白さを評価してのものである。

それにしても横溝の上述の評価はクイーンに対して手厳しすぎるように感じるが、あるいは『オランダ靴の謎』以来クイーンをひいきにしてきたという横溝だからこそ、本格物の傑作を期待した結果、期待はずれであったという感想だったのかも知れない。
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迫り来る猛火、極限状況におけるギリギリの推理
「エジプト十字架」以後、「アメリカ銃」と本書、その後の「チャイナ橙」「スペイン岬」と奇抜な設定の作品が続くが、本書はその中でも最も変り種といえるだろう。続きを読む
投稿日: 2009/7/15 投稿者: 森 郊外
《ダイイング・メッセージ》が導く迷走劇
山火事が迫る山荘という《クローズド・サークル》を
舞台にした《ダイイング・メッセージ》テーマの作品。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/12 投稿者: 槇
ハデな舞台設定な割には地味な作品
クィーン父子が山火事のため山頂の山小屋に逃げ込むと、そこには題名の「シャム双子」を初めとする奇妙な人達が。そこで殺人事件が起きる。山火事の勢いから数日のうちに全員... 続きを読む
投稿日: 2006/9/9 投稿者: 紫陽花
事件は良かった
この辺りの時代のクイーンは最高に読み応えが遭って好きです。今回は、シャム兄弟を始めとした癖のある面子、山火事に囲まれた別荘といい、舞台装置がすこぶる本格のムードを... 続きを読む
投稿日: 2006/8/6
「世界が5分後に滅るとしても、推理を続けてやる」
迫り来る山火事の脅威・死の恐怖の中で、(犯人自身も含め?)登場人物の殆どが、殺人事件なんてどうでも良くなっているのに、懸命に(性懲りも無く?)推理を続けるエラリー... 続きを読む
投稿日: 2005/12/16 投稿者: yanagawa3
優れたプロット、発想卓抜
クイーンの中でも異色の作品。山火事に追われながら、異色の登場人物が次々と現れる。国名シリーズで最もストーリーを綿密に積み上げた上で書かれた作品だと思う。シャム双子... 続きを読む
投稿日: 2003/8/11 投稿者: voodootalk
作者の愛が昂じて?
休暇に出かけたクイーン父子は、一夜の宿を借りた邸宅で山火事に囲まれ、進退窮まる。おまけにその家ではヘンな研究が進んでいるわシャム双生児はいるわで、ただならぬ雰囲気... 続きを読む
投稿日: 2003/1/16 投稿者: pfs7
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