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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ブランド論ではなく、シャネル論,
By fwtetsu (川崎市中原区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書) (新書)
<対象読者>・シャネルファンや愛好家 ・女性の社会進出や、時代の先端を走っていくような新鋭奇抜な強い女性像に憧れる方 ・1900年代のファッション史や、ヨーロッパとアメリカのファッション観の違いに興味がある方 <非対象読者> ・シャネルブランドの形成など、ブランド論に興味がある方 ・最近のシャネルの最新の動向や企画などを知りたい方 シャネルというブランドの創始者であり、当時の女性ファッション界における革命的思想の持ち主でもあるココ・シャネルの伝記的な要素が極めて強い書籍である。 筆者も冒頭で述べているが、「まるごと1冊シャネル」である。 当時のファッション界やファッションの有り方に対し思想的に真っ向から対立したシャネルの考え方を、「サロン」と「ストリート」というファッションが展開される空間的な対比、「特権階級」と「マス」という市場ターゲットにおける対比、「著作権保護」と「コピー容認」というモード感の対比、という3つの対比により表している。 シャネルの伝記に関して、筆者の持つ時代背景などの知識を加えており、「シャネルが時代に提供した価値」がなんであるかは非常に分かりやすく記述されている。 一方で、シャネルの個性が「なぜ高級ファッションとして世に受け入れられるようになったのか」というシャネルブランドの本質的な問いかけに関する回答を提示できていないのが、『最強ブランドの秘密』という副題を挙げているのに物足りなさを感じる。 また、伝記と位置づけているものの、筆者がシャネルの香水「ナンバー5」の由来に関して誤った記述をしているのが残念。 (筆者は理由を「シャネルがその名前を面白いから」と記述しているが、実際は香水師の試作品10個のうち5番目のものをシャネルが選んだため。シャネル社長リシャール・コラス氏に確認済み。) 情報量は多いものの、比較的各章で強いメッセージが導出されておらず、また特定の参考文献から抽出するシャネルの言葉ばかりが目立つため、肝心の筆者の書きたかったことが分かりにくく、真のシャネルファン以外には物足りなさが残る1冊かもしれない。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
個としてのシャネル,
By M (アマゾン奥地) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書) (新書)
この本で私なりに今まで思い描いていたシャネルのイメージが完全に壊れてしまった。強烈&派手な人が好むブランドだとばかり思っていたら真逆でそういったチャラけた既存のブランドに真っ向から挑戦してきたものだったことをはじめて知った。 ブランドなんてとついつい顔を背けてしまう男性またはビジネスマンにこそ是非読んでもらいたい一冊。 それくらいこの本の行間にはいろんなエッセンスが見え隠れしているように感じた。勉強になりました。そしてシャネルがとても好きになった。 一個人としてのシャネルは勿論のことブランドとしてのシャネルも
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シャネル研究者によるシャネルの概要を知る入門的良書,
By 岡野秀城 (広島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書) (新書)
シャネルの人生、シャネルのブランドのコンセプト、どうやってシャネルはアイデアを得ていたかを知りたい人にお勧めの入門書です。 シャネルの人生を描きながら、シャネルが目指したブランドの形を、シャネルの言葉を交えて書かれているので、シャネル自身の雰囲気もよくわかります。 ただ、本書はシャネルの人生について重点を置かれている部分があり、どうしてもデザインなどのことになると記述は少ないです。 また、フェミニズム的でもあります。 個人的には、シャネルが米国で流行したこと、当時の米国は現在の中国と同じでコピー商品が氾濫していたこと。そのことをシャネルは容認していたこと。 そういう意味では、ブランドの作り方としても、本書は読むことができます。
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