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シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (岩波現代文庫)
 
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シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (岩波現代文庫) [文庫]

I. イリイチ , Ivan Illich , 玉野井 芳郎 , 栗原 彬
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

家事などの人間生活の諸活動は,無払い労働としての〈シャドウ・ワーク〉に変質している.そのような現在の生活からの脱却を人間の生き方として縦横に論じる鋭い現代文明批判.イリイチの思想理解への格好の書. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

家事などの人間の本来的な生活の諸活動は、市場経済に埋め込まれ、単なる無払い労働としての“シャドウ・ワーク”へと変質している。そのような現在の生活からの脱却を企て、人間の生き方として、言語・知的活動から、平和の問題までを縦横に論じる。鋭い現代文明批判で知られるイリイチの思想理解への格好の書。

登録情報

  • 文庫: 339ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/9/15)
  • ISBN-10: 4006031386
  • ISBN-13: 978-4006031381
  • 発売日: 2006/9/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 349,926位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:新書
一言でいってしまえば、資本主義というシステムが、「生産」という建前を支えるた
めに、市場の<外部>としてシステムに編成した労働が(労働とさえ意識されずにき
たのだが)、「シャドウワーク」ということになる。それは、かつてあったが、市場の
外部に取り残された原始的労働の残骸などではなく、このシステムが狡猾に企画した
抑圧装置が稼動を始めたまさにその時に、新たに作り出された労働なのだ。それ故、
イリイチはそれらと区別するために「ヴァナキュラー」(根付いている)なる造語を作
りださねばならなかった。自立的な生活を支える再生産労働と、消費の場へ変質され
た中での無報酬労働との混同を避けるためである。これが市場(生産という概念が支
配する世界)から隠蔽された「陰」の部分。
一方、「陽」の部分については、9世紀欧州中世の修道院に出自を持つという「専門家
によるサービス」という仕掛けが分析される。結局それは、自立性を奪い、何かに依
拠しなければ生きていけない状態へ、人々を巧みに追い込み、編成する仕掛けなのだ。
国民国家と母国語の結託、言語の商品化や教育による専門家階級の再生産の仕組みも、
結局は資本制がその陰/陽を巧みに維持し、存続するための仕掛けという事だ。
世界から「離床」した資本制を、再び世界の一部へ組み込む事。それを夢見る点で、
イチイチはK・ポランニーの弟子なのだ。しかし、シャドーワークの具体的内容は
もう一つ分りにくく抽象的。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 楡岡
形式:文庫
 歴史学者の立場から、現代社会・経済をながめて、経済成長によってなにが破壊されるかを示すエッセイ集。シャドウ・ワークの他にヴァナキュラーな価値の話など、現代生活が当然としているものが、いかに当然でないかを気付かせてくれる。

 読む上で、前提を求める本書は難解ではある。見えないものを見せてもらえる点で、それを押してでも読む価値がある。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaizen #1殿堂
形式:文庫
賃金労働だけで現代社会を分析することの狭さを提起している点において有効である。
社会は,お金だけで支配されている分けではないことを見落とすと,社会が薄っぺらくなってしまう。

イリイチは社会と生活をうまく組み立てていこうとしている。

翻訳者の玉野井芳郎がめざすところが,イリイチの方向性とうまく組合わさっている。
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