石井聰互監督がダイナマイト・プロダクション名義で撮った初期作品です。
原作は大友克洋氏。それも何と!事後承諾(今なら大問題、公開できない)。
海外では、「日本版『
タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]』」として大絶賛されたとか。
中島陽典×森達也×室井滋×武田久美子(!)×荒戸源次郎の豪華キャスト(?)
今回の石井監督初期作品の一連のDVD化の中では、個人的なイチオシ。
話の筋も原作があるだけにしっかりしている上に、映像の質も十分鑑賞に堪えます。
リアカーに乗って撮影したらしいですけど、笠松則通氏のテイストが素晴らしく生きていて嬉しい(私は笠松ファンなのかも)。
フィルモグラフィーのなかでは、ぶっ飛んだ石井ワールドが、端正に表現されている始めての作品ではないかと思います。
可能性と技術がぴったりとかみ合った感じで。
サウンド・トラックも最高にかっこいいし。
おかしな感想かもしれませんが、この感覚、どこかで感じたことがあります。
それはSABU監督の「
弾丸ランナー [DVD]」。
最初から走りまくって、途中でランナーズハイな状態になるあたりは、もしかすると相当影響があるんではないかと密かに憶測しています。
それと、石井監督が自ら撮った「
DEAD END RUN [DVD]」。
実は、これを見てしまうと、もしかするとセルフパロディーなのかと思ったりしました。
考えようによっては、石井監督の走り続ける初期衝動は、当時と何も変わっていないということなのかもしれませんけど。
あまりにカッチョ良すぎる映画。
コイツに限っては、ココが石井聰互映画の「始まり」でもいいかもしれないと思いました。
見て欲しい。