多分原作とこの映画を題名変えて、それぞれ読んだり見せたりしたら誰も
同じ題名の作品とは思わないだろう。
それほど原作とは似ても似つかない映画なのだが、じゃあつまらないかというと
そんなことは全然なくひとつの独立した作品として怖くおもしろい。
設定が異常(こんな仕事引き受けるやつがいると思えないし、家族もYESなんて
言うわけがない)だが、それを忘れて映画に引きずりこまれるのは、監督の
力量と本当におかしくなったのではと思わせるジャック・ニコルソンの演技のせいだろう。
息子が三輪車で走り回るだけなのに妙にこわかったり、ニコルソンが立ち寄る
ホテルのバーがなんともいえないノスタルジックな雰囲気だったりして、
映像ひとつひとつがその辺の凡庸な監督では到底出せない素晴らしいものになっています。
原作者スティーブン・キングにすれば名前と設定だけ借りて別の傑作造られたらおもしろく
ないよな、と妙に彼がこの映画を嫌っている気持ちを納得してしまう傑作です。
なぜに短縮版しかDVDで出さないのか非常に不思議です。
私もコンチネンタル版ってなんのことかわからず、買ってやられたと思ったクチです。
全長版で見たほうが絶対おもしろいので、早期発売を希望します。その分星一つ減点。