田丸さんの本を読んでいると日本人とイタリア人は対極に位置するように感じる。
お金はないけど、人生を謳歌するイタリア人。「規則なんでどこへやら、他人なんて関係ない、本能のままに生きるのよ、」それでいながら今の快適さより1000年先の景観を大切にし、厳しい建築制限で不自由な生活を強いられても、それは”当然のこと”と我慢する、そんな彼らとのエピソードを読んでいると、イタリア人の逞しさそして、明るいだけではない頑固なしたたかさを感じた。
私にとってイタリアは観光地だけど、生活するのはハードだろうな、とつくづく感じた。
田丸さんはシモネッタが有名になってしまい、本当に書きたいイタリア紀行よりも、シモネッタ的イタリア紀行を読者からも編集者からも期待され、ここに触れられていないエピソードも多々あると思うが、田丸さんがいやな面もいい面も含めて「イタリア大好き」というのが伝わってきた。
それにしても日本人のウタマロ氏、あっぱれ!
イタリア男よりもてる日本の伊達男会ってみたい。(相手にされないかもしれないが)
この本を読んで有名な観光地だけでなく田舎のイタリアに行きたくなった。