本当は完結するまでレビューするのはどうかと思いましたが
五巻、六巻と読んできてどうしても褒めずにいられなくなりました。
ストーリーは地球滅亡後に宇宙に向けて播種と第二の故郷のために旅立った
都市国家規模の居住者を有する超大型恒星間宇宙船「シドニア」が
軟体動物又は昆虫のような地球外知的生物「ガウナ」と接触、
生存のため人型決戦兵器「モリト」でガウナと戦いをくりひろげつつ、
そこで生きる人々の日常や主人公とその周囲の若者たちの青春を描く、
という…ちょっとどこかのアニメと似ているような気がしないでもないお話。
主人公の谷風ナガテ君は特殊な体質(殺されない限りは不老不死!)と
類まれな戦闘力の持ち主。だけど素直で純朴(というかけっこうおばか)で
食いしん坊、でも時折見せる戦闘中の姿はめちゃくちゃカッコイイ。
五巻からの戦闘ではついにガウナは小惑星をシドニアにぶつけようとし
シドニアはそれを阻止すべく総力戦に挑みます。
このエピソード、名場面の連続ですが中でも主人公の友人イザナが
自分の機体を捨てて助けようとするシーンと台詞はもう泣けた、泣けた。
なんかエンターテイメント超えて人生みたいなものまで考えさせられてしまいました。
読む人を選ぶ作品だけど訳が分からないなんてことはなく、所々コミカルだし
しっかり読むと込められたメッセージが熱くて本当に面白い。
お勧めします。