その切り口は「見えにくい市場動向を『人』という視点からではなく、『場所』からつかまえてみる」「多様に分化した生活者の顔を追いかけるかわりに、ある特定の時空間で把握する」というもの。ターゲットを人から「その場」「その時」の「状況」にシフトさせることで、生活者の「買う」「買わない」の判断に強く影響する「現場判断」へのアプローチが可能になるという。
また、レコードショップの店内に設置したブルートゥース情報発信ステーションから、周辺数メートルに入り込んだ人のモバイル端末に情報を発信する、といったシーンを挙げ、シチュエーション・マーケティングが受け身ではなく、「状況」を自ら作り出せる能動的な側面を持つことを論じる。
本書はこうした特徴を、「クリック&モルタル&モバイル」「シチュエーション創造」「リアルタイム型リサーチ」の3つの基本モデルや、ブランド戦略との連動、「状況」ごとの適用モデルを展開するなかで紹介する。また、新しい消費者像とマーケティングをグローバルな視点から考察した論文なども収録。「日本発」の、先端マーケティングのエッセンスが満載の1冊である。(棚上 勉)
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シチュエーションマーケティングの最先端は日本だ。
世界中から注目されているケータイ文化がシチュエーションマーケティングを可能にしている。
今までマーケティングはアメリカがリーダーシップをとっていた。
ユビキタス社会のマーケティングは日本がリーダーシップを取ることになりそうだ。
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